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凌辱のストーリー~雌犬に堕ちていく「涼子様」
第33章 竣工パーティー
「お疲れ様ぁー・・・。」

人気のない駐車場で車の両脇から二人は乗り込むと、弾ける笑顔を山岡に向けるのだった。

後部座席の真中に陣取る男の両脇に、涼子と理恵の鮮やかな和服の衣装が寄り添っている。

バックミラー越しに田代は心から嬉しそうに笑顔を見せている。

田代も人生で一番充実感を覚えていた。

拗ねて疑いに満ちた生活から本当に信頼できる「ご主人様」を得て毎日が心地良い緊張感に包まれていたのだった。

山岡に仕えていれば間違いはない。

その安心感が心を軽くしてくれる。

せこいギャンブルに一喜一憂する事もなくなって、今は色々と知識を身につけようとしていたのだ。

いずれは山岡の筆頭秘書として役に立ちたいと、野心を燃やしていた。

山岡とは他の秘書とは違い真の一体感を共有し合っているのだから。

涼子と理恵というパートナーを交えて。

二人が乗り込んだ事を確認した田代は、慎重にアクセルを踏み滑らかに車を発進させた。

流れ出す風景から木漏れ日が、涼子と理恵の和服の色に重なって様々な模様を紡いでいく。

二人の甘い香りが車に充満してウキウキとした幸福感が沸き上がってくるのだった。

山岡はがっしりした両腕で二人を抱き寄せると満足気に声を放つのだった。

「よし、これから打ち上げだっ・・・。田代も来いっ・・・今夜は寝かさんぞ。」

『キャッー・・・・』

理恵と涼子は同時に歓声を上げた。

「田代ぉ・・・良かったね。」

理恵の言葉にミラー越しに笑みを浮かべた田代は、アクセルを更に踏み込むのだった。

車は福祉会館から山岡の家までの林道を、軽やかに滑っていく。

これから始まる狂宴を想像し、興奮に上気した四人を乗せて。
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