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凌辱のストーリー~雌犬に堕ちていく「涼子様」
第8章 恐喝
「キャッ・・・。」

理恵が小さく悲鳴をあげた。

テーブルの上には、男女の淫らな行為が無修正で写し出されていた。

その女達の顔は全て、涼子の顔であった。

前回のピンぼけの写真ではなく、クッキリと陰部まで映っている写真は下品だからこそ、なおさら涼子の美しい顔が、衝撃的に心に迫ってくる。

勿論、合成写真なのだが、理恵のよりも数段技術のレベルが高く、リアルだった。

「こ、こんなのって・・・。」

涼子は愕然として眺めている。

恐れていた以上の罠だった。

執拗なメールの嫌がらせに、今でもかなり動揺していたのだから。

理恵の写真を見た時に当然、自分の写真も頭に浮かんでいたのである。

それが一見した位では見破れない程の精密な写真を見せられて、かなりショックを受けているのだった。

一枚の微笑んだ顔等、心からセックスを楽しんでいるように見える。

これを他人が見れば、本人があたかもしているように考えるだろう。

「よければ差し上げますよ。今回は良く出来ているでしょう、なあ、田代っ・・・・?」

「ええ、今度はその道のプロに頼みましたから、完璧ですよぉ・・・。」

田代も本物の涼子を目の前にして鼻息も荒く、興奮で一杯だった。

昨夜もこの写真を見ながら、何回も抜いたのだ。

涼子は改めて敗北を悟った。

いくら否定しても、悪い噂は直ぐに広がる。

まして、涼子を妬む人はたくさんいる。

暇な主婦達にとっては、格好なスキャンダルであろう。

しかも自分だけならまだしも、理恵まで巻き込みたくはなかった。

あたら若い芽を摘んで、大学を辞める事にでもなれば大変である。

涼子は心を決めて最後の手段に訴える事にした。

「そ、それで・・・。」

涼子が口を開いた時、男達の好奇の視線が集中した。

金で解決しようと思った。

涼子には自分で自由に使える金も、かなりの金額があった。

この常軌を逸した嫌がらせを終わらせるには、悔しいが金を払うしかないだろう。

さすがに山岡も県議員の立場であるし、涼子の祖父の力を知っているからそれ以上の無理は言わないであろう。

しかも、追求している福祉施設の利権を手放しても良いとさえ思った。

それ位、理恵は涼子にとって大切な存在なのだ。
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