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凌辱のストーリー~雌犬に堕ちていく「涼子様」
第10章 甘いキス
只、それぞれの題名を読んでみるとかなりキワドイフレーズがある。

『性奴隷に堕ちた私』
『初めてのフェラチオ』
『セックスパーティーの罠』

(イヤ・・・だ・・・。)

噂では聞いていたがこれが「レディースコミック」というものだろう。

涼子も一度本屋で手に取り、驚いて棚に返した経験があった。

浴室の方を見やると、まだシャワーの音が聞えてくる。

涼子は、そっと本を開いてみた。

何か、いけないイタズラをしている子供のような気分だった。

「うわぁ・・・。」

それは、いきなりカラーの写真で始まっていた。

両目を閉じ、苦しそうに男のコックを咥えている女が映っている。

連続写真になっていて、女の顔が上下しているのがわかる。

フェラチオぐらい涼子も知ってはいたが、これほど鮮明に映っているものを見るのは初めてであった。

厳格な祖父の教育の元、涼子はセックスに対して古すぎる程の抵抗感があった。

まして、男の性器を咥えるなどという不潔な行為は、心底おぞましく思っている。

夫の達彦のものでさえ、ハッキリと見た事はないのである。

こんなものは男達が抱く卑猥な幻想で、女の涼子にとってバカらしくは思えても、したい行為だとは決して思えない。

明確に涼子の心には、そうプログラムされていた筈であった。

しかし、涼子の目は何故か、この写真に釘付けになってしまうのである。

不可解なむず痒さを感じていた。

目を背けたくなるシーンなのに、である。

男のペニスもモザイク等、かかってはおらずハッキリと輪郭が見えていた。

(こ、こんなの・・・・載せてもいいのかしら?)

女の白い手が浅黒いコックに絡みつき、大きく開いた口に押し込んでいる。

別の写真は長い舌でカリ首を味わいながら、上目遣いをしていた。

何故か、美味しそうに涼子には見えるのであった。

そう、女がイヤそうに見えないのだ。

むしろ、嬉しそうに感じられる。

(す、凄い・・・。)

ゴクリと、喉が鳴った。
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