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凌辱のストーリー~雌犬に堕ちていく「涼子様」
第2章 切り札
二度と手を握らせないように深く座り直した涼子は、軽く咳払いをすると無理に強い調子で言った。

『ご理解頂けて有難うございます・・・。山岡先生にご参加願えればこのプロジェクトも心強いですわ。』

そして、啓造の顔をキッと睨んだ。

(これだ・・この顔がいいんだ・・・。)

昔、優等生の女の子に怒られたような、倒錯した情念が湧き上がってくる。

この女が欲しい。

心の底からそう思った。

どんな手段を使ってもモノにしてみせる。

『まあ、手始めに今度の議会で予算がつくように動いてみますよ。』

帰り際に握手を求める啓造を軽くいなした涼子は、逃げるように事務所を出た。

まだ胸がドキドキする。

やはり、やめておけば良かったか。

涼子はある福祉施設建設のプロジェクトを計画している、市民団体のボランティア活動をしていた。

今日は県の有力議員である啓造に、その協力を依頼しにきたのだ。

元々、黒い噂が絶えない啓造に対して何か引っかかりはあったが、抱き込みさえすれば、うまくいくのは明白であった。

それ程、やり手の議員なのだ。

別に金のためではない。

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