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凌辱のストーリー~雌犬に堕ちていく「涼子様」
第11章 フラッシュバック
「ああっ・・・あうっあああ、いいっ。」

身体が敏感に反応する。

以前はこうではなかった。

それなりに感じてはいたが、声も吐息に似た静かさであった。

それなのに、今はまるで別人のように大きな声を出すようになった。

男は女の反応で興奮が増す。

達彦は直ぐに入ろうとした。

「あっ、だ、だめ・・・。」

涼子は懸命に身体をよじった。

「そろそろ、あぶないの・・・。」

達彦は渋々起き上がると、ベッドの引き出しからスキンを取り出した。

薄闇の中、達彦がスキンを装着するのを涼子は薄目を開けて見つめていた。

ジッと息を潜めて。

夫のものは元気良く反り返っていた。

今まで恥ずかしさとプライドから殆ど見た事が無かったのだが、そう「あの日」以来、食い入るように見つめる自分がいた。

「くそっ・・・。」

中々うまく装着出来ず、イライラしている。

涼子は手伝いたい衝動に駆られていた。

夫のコックを握り締めたかった。

熱く反り返るペニスを感じたかったのだ。

そう、涼子は咥えたかった。

あれほど嫌悪していた行為なのに。

理恵のマンションでフェラチオの写真を見たせいであろうか、一度、味わってみたかった。

勿論、プライドが邪魔して言い出せなかったが、不条理な欲望が日に日に増してくる。

夫のペニスを見つめていると、口中に甘酸っぱい味が湧き上がるのだ。

まるで以前、咥えた事があるかのように。

デジャヴゥのようなものだろうか。

時々フラッシュのような閃光が視界を遮り、あるシーンを再現する。

ネガフィルムのように反転した画像の中で、白い影の女がペニスを咥えているのだ。

「あふ・・・んふう・・・んんむむんん。」

美味しそうな息使いまで、聞えるのだった。

そして、そそりたった大きなコックが目の前に近づいてくるのだ。

「ああああ・・・ほ、欲しい・・・。」

画像の中の涼子は淫らに声を出す。

心の中の欲望を素直に吐き出しているのだ。

(ああ・・・欲し・・い・・・。)

だが、今の涼子は心の中の呟きを声には出せないでいる。

只ジッと、うす闇の中で夫のペニスを恨めしげに見つめるだけだった。
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