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VRの罠(汚された愛と勇気の戦士達)
第4章 罠
(ど、どうして・・・・?)

少女に理解出来る筈も無い。

「うふぅ・・・・・ん・・・・。」

「あああ・・・・・おお・・・・。」

二人は抱き合い、熱い息を絡ませあっている。

徹の顔が麗子のうなじを這うように降りていく。

「ああ・・・・・・。」

嬉しそうに表情を崩す麗子は、少年の頭を抱えるようにして吐息を漏らしている。

(いやぁっー・・・・。)

声にならない叫びを心の中で放つ愛は気絶しそうな程、ショックを受けていた。

「おおお・・・・す、凄い・・・大きい。」

麗子のGカップにむしゃぶりついた徹は、夢中になって味わっている。

救世主アポロンの爽やかなイメージが、ガラガラと崩れていく。

何と言う事だろう。

これでは、コオロギ達と同じではないか。

「ああっ・・・あんっ・・・いいっ・・・もっと、もっと舐めてぇ・・・。」

麗子は高い声を出していた。

「何故・・・・どうして?」

愛は頭が混乱して破裂しそうだった。

「あああ・・・いい・・上手よぉ・・・・。」

隠微な笑みを浮かべながら、救世主アポロンの服を脱がしていく。

「や・・・め・・・てぇ・・・・・。」

愛の声が力なく消えていく。

不条理な感情が心を支配していた。

あれ程愛を誓ったというのに。

ヴァージンさえも捧げると決めていたのに。
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