この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
あなたが消えない
第1章 憂鬱な日々
翌朝、和男はいつもよりも早い時間に起きて、朝食も食べずに準備をして出掛けて行く。

おはようの言葉も言わずに、黙って勝手に出掛けて行く。

せめてお弁当でもと思って用意はするのだが。

「ランチする金くらいは有るから、今更いらん」

そう、冷たく言われてしまう。

夕食も独りで食べる。

メールが入り見ると、

『今夜は外食して帰るから、先に寝ていてくれ』

せっかく作ったのに。

私はテレビを付けて、不自然な程に大笑いをし、いかにも楽しんでますという雰囲気を作り、演じる。

けど…、何だか虚しい。

いやいや、めげないよ。

寂しくはない。

けど…、やっぱり虚しい。

窓を開けると、下の階から楽しそうな声がする。

そう言うのは、私にはしばらくはお預けって訳ね。

芝生が青く見えた。

眩しいくらいに。

だから、私はすぐに窓を閉めた。

「うぅ~、秋は肌寒いね」

独りごと、言ってみたりして。
/145ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ