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モーニングコーヒー
第9章 レベル9〜りんさんのスペック、あるいは思いもよらないスキル
「それで私、駿さんと再婚をしました」


「それはめでたいのう」


「私の連れ子の秀人が…
今度、高校3年になるんですけど、
剣道を習ってみたいと申しまして、
駿さんが自分の通った道場にと言ってたんですけど、
まさかこちらだとは…」


「遅咲きだのう。
でも、一生出来るからな。
どうだ?
鈴ちゃんも稽古を再開したら?」


「私は…視力が落ちてしまったので…」


「素振りしているだけでも清々しいぞ?」


「ママも剣道、やってたの?
でも、身長、低いよね?」


「身長?」と、
大先生が不思議そうな顔をする。


「この子、身長が低いのを気にしているようで、
駿さんみたいに背が高くなりたいと言って…」と言うと、
大先生は大笑いする。


「身長なんて、問題じゃないぞ。
いかに、間合いを見切るかだよ。
確かに背が高い、腕が長いのは有利に見えるが、
低いには、それなりの戦い方があるぞ。
多分、鈴ちゃんと駿介が戦ったら、
鈴ちゃんが勝つだろう」


「そんな…。
もう昔のことで、
私、まったくお稽古していませんので…」


「俺も、ばあちゃんの介護に入ってから8年近く、
やってないし…」


「稽古を再開したら、
試合をしてみると良いぞ。
わしの見立て通りになるから」と笑う。


「それで…
剣道やると、背が伸びるっていう話は?」


「伸びるコも居たし、
そうでないコも居たぞ。
でも、心は伸びるから、
やってごらん?」と大先生は言った。


「どれ?
竹刀の持ち方と素振りを教えてあげよう。
道場においで?」と立ち上がった。


俺達は慌ててついていった。
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