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モーニングコーヒー
第9章 レベル9〜りんさんのスペック、あるいは思いもよらないスキル
「ママ、知らなかったよ。
剣道、やってたなんて!」と、
真新しい稽古用の剣道着一式の入った紙袋を持った秀人が言う。
「俺も驚いた。
同門だったなんて…」と、
同じく紙袋を2つ持った俺が言った。
りんさんと俺の分も、
稽古用の一式を新調することにした。
「だって…20年以上前だし…」と笑う。
「しかも、凄く強い気配してた」
「んー。
そんなことは…」
「素振りとか、やってたでしょ?」
「そうね。
運動不足解消とストレス発散にね?」と笑う。
「俺が入門した時、居たのかな?」
「居たかもしれないけど、
時間帯、違ってただろうし…」
「あー!!
模範演技、してなかった?
なんか、記憶が蘇ってきた」
「そうね。
頼まれてやってたかも…」
「なんか、悔しい。
ファーストコンタクト、その時だったのか?」
「でも、お互い、覚えてないでしょ?」
「なんで、剣道やってたの?」
「日本的なものをするようにって言われてて…
茶道も華道もやってたわよ。
武道はね、合気道もやってたの。
それと、剣道。
柔道と空手は、組手とか心配だからダメってパパが言って…」
「合気道は良いんだ」
「掴まれた時とか、
逃れられるようにって…。
護身術ってことかな?」
「剣道、俺より確かに強そう」
「そんなこと、ないわ?
でも、3人で出来る共通の趣味が出来て、
楽しくなってきました」と、
りんさんは涼しい顔をして笑った。
剣道、やってたなんて!」と、
真新しい稽古用の剣道着一式の入った紙袋を持った秀人が言う。
「俺も驚いた。
同門だったなんて…」と、
同じく紙袋を2つ持った俺が言った。
りんさんと俺の分も、
稽古用の一式を新調することにした。
「だって…20年以上前だし…」と笑う。
「しかも、凄く強い気配してた」
「んー。
そんなことは…」
「素振りとか、やってたでしょ?」
「そうね。
運動不足解消とストレス発散にね?」と笑う。
「俺が入門した時、居たのかな?」
「居たかもしれないけど、
時間帯、違ってただろうし…」
「あー!!
模範演技、してなかった?
なんか、記憶が蘇ってきた」
「そうね。
頼まれてやってたかも…」
「なんか、悔しい。
ファーストコンタクト、その時だったのか?」
「でも、お互い、覚えてないでしょ?」
「なんで、剣道やってたの?」
「日本的なものをするようにって言われてて…
茶道も華道もやってたわよ。
武道はね、合気道もやってたの。
それと、剣道。
柔道と空手は、組手とか心配だからダメってパパが言って…」
「合気道は良いんだ」
「掴まれた時とか、
逃れられるようにって…。
護身術ってことかな?」
「剣道、俺より確かに強そう」
「そんなこと、ないわ?
でも、3人で出来る共通の趣味が出来て、
楽しくなってきました」と、
りんさんは涼しい顔をして笑った。