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モーニングコーヒー
第9章 レベル9〜りんさんのスペック、あるいは思いもよらないスキル
2人で防音室に入って、
配信用のパソコンと機材を立ち上げる。

別のモニターに、
音声を切って、
ついさっき配信したライブのアーカイブのチャットを出す。

そして、「スパチャ」のマークを教えてあげる。


そして、アニメーションで作った動画をサムネを、
予約でセットして、
約10分後の11時から配信するという予告を出した。

流石にさっき、配信の終わりにそんなことは言わなかったから、
そんなに観るヤツは居ないだろうと思ったけど、
配信を待つ人がどんどん増えていくのが数字で判った。


時間ピッタリに、カウントダウンを出して、
「ありがとうございます」
というアニメーションを流し始めると、
また、おめでとうのチャットがどんどん入り出した。


いつものように『ソルト』の声で配信をスタートさせた。


「本日、二度目のこんばんは。
ソルトです。
入籍報告の配信とさっきの生配信で、
ゲーム以外の結婚に関するお祝いコメントをたくさんいただき、
ありがとうございました。
それと、お祝いのスパチャも。
ゲームしながらだったから、
名前をきちんと呼べてなかったヒトが居るんじゃないかなと思ってたら、
えっと、その、なんだな…、
りんさんが、お礼を言わないと!と言うので、
隣に座って貰ってます。
マイク一本しかないから、ちょっと、変わるな」


    うおっ!Linさん降臨か?
    マジか?
    …


チャットが活気付く。


「皆さん、こんばんは。
先程の生配信中に、
お祝いのお言葉をたくさんいただきまして、
ありがとうございます」


     うわ。かわええ。
     声優さんかよ?
     まじ、ネ申!
     …


「また、スーパーチャットというので、
お祝いまでいただいてしまっているとのこと。
お返しも出来ず心苦しいので、
どうぞ今後はお気遣いなさらないでくださいね!
お気持ちだけ頂きたいので、
こちらは何かで還元していきたいと思います」


えっ?
還元?
そ、そうなんだ。


「せっかくなので、
お名前だけでも、読み上げさせていただきますね?
読み方が難しいお名前で、
読み間違えてしまっていたら、
ごめんなさい」


そう言って、真剣な顔でお名前を呼び始めると、
今回の生配信でも、更にスパチャが飛んで来る。


これは…。
なんか大変だぞ。
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