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モーニングコーヒー
第10章 レベル10〜2ボスの攻略
翌日、カフェに行くと、
新しいバイトが2人増えていて、
土日の勤務もスムーズだったから、
俺の勤務は水曜日までになった。
中には寂しそうな顔をしてくれるヤツも居たけど、
「おめでたい話だから!
オトコで寿退社なんてね?」と、店長に冷やかされた。
夕方、帰宅すると、
りんさんは自分の部屋に篭っているようだった。
ノックをして、
「ただいま」と言うと、
スケッチブックと写真を並べて考え事をしていた。
「あ!もうこんな時間!
大変!
ご飯の支度しなきゃ!!」と言って、
おかえりなさいのキスをしてくれる。
「簡単なので良いよ?」と言うと、
「うん。
今日はそうさせて貰うわね?」と笑う。
でも、簡単と言っても、
凄くふっくらと半熟卵をまとった親子丼とお味噌汁、
自家製の浅漬けなんかがサラリと並んだ。
この調子だと、
俺、太るかもしれない…
と思った。
生配信は結構順調にあっさり終わった。
相変わらず、りんさん、チャットしないかな?とか、
声が聴きたいというチャットが多かった。
配信が終わってから、
りんさんと2人で風呂に入る。
「そういえば、何カ国語、喋れるのって、
チャットで訊かれたよ」と言うと、
「んー。
読み書きなら、日本語と英語とブラジルのポルトガル語なら普通に。
パパは日系ブラジル移民の家系だったし、
ママは日系アメリカ人の家系。
2人とも凄く苦労したからって、言葉遣いは厳しかったな。
日本語が一番難しい。
スペイン語とフランス語あたりは会話だけなら。
スペリングとかは間違えちゃうかな?
イタリア語もそこそこ。
台湾訛りの中国語とドイツ語は、片言なら会話出来る。
北欧とか東欧の言葉は難しいから無理だけど、
本当に挨拶程度なら他にも…」
「凄いな。
何でそんなに喋れるの?」
「子供の頃から周りに色々な国の人、居たし。
大学もアメリカで、色々な国の人居たし。
私、多分宇宙人とも喋れる気がする。
ゼスチャーと絵を描けば、
誰とでも意思の疎通、出来ちゃう」と笑う。
確かに、りんさんのこの笑顔があれば、
誰とでも喋れて、
友達になれるような気がした。
やっぱり、無敵だなと思いながら風呂から出て、
寝室のベッドに横になった。
新しいバイトが2人増えていて、
土日の勤務もスムーズだったから、
俺の勤務は水曜日までになった。
中には寂しそうな顔をしてくれるヤツも居たけど、
「おめでたい話だから!
オトコで寿退社なんてね?」と、店長に冷やかされた。
夕方、帰宅すると、
りんさんは自分の部屋に篭っているようだった。
ノックをして、
「ただいま」と言うと、
スケッチブックと写真を並べて考え事をしていた。
「あ!もうこんな時間!
大変!
ご飯の支度しなきゃ!!」と言って、
おかえりなさいのキスをしてくれる。
「簡単なので良いよ?」と言うと、
「うん。
今日はそうさせて貰うわね?」と笑う。
でも、簡単と言っても、
凄くふっくらと半熟卵をまとった親子丼とお味噌汁、
自家製の浅漬けなんかがサラリと並んだ。
この調子だと、
俺、太るかもしれない…
と思った。
生配信は結構順調にあっさり終わった。
相変わらず、りんさん、チャットしないかな?とか、
声が聴きたいというチャットが多かった。
配信が終わってから、
りんさんと2人で風呂に入る。
「そういえば、何カ国語、喋れるのって、
チャットで訊かれたよ」と言うと、
「んー。
読み書きなら、日本語と英語とブラジルのポルトガル語なら普通に。
パパは日系ブラジル移民の家系だったし、
ママは日系アメリカ人の家系。
2人とも凄く苦労したからって、言葉遣いは厳しかったな。
日本語が一番難しい。
スペイン語とフランス語あたりは会話だけなら。
スペリングとかは間違えちゃうかな?
イタリア語もそこそこ。
台湾訛りの中国語とドイツ語は、片言なら会話出来る。
北欧とか東欧の言葉は難しいから無理だけど、
本当に挨拶程度なら他にも…」
「凄いな。
何でそんなに喋れるの?」
「子供の頃から周りに色々な国の人、居たし。
大学もアメリカで、色々な国の人居たし。
私、多分宇宙人とも喋れる気がする。
ゼスチャーと絵を描けば、
誰とでも意思の疎通、出来ちゃう」と笑う。
確かに、りんさんのこの笑顔があれば、
誰とでも喋れて、
友達になれるような気がした。
やっぱり、無敵だなと思いながら風呂から出て、
寝室のベッドに横になった。