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モーニングコーヒー
第10章 レベル10〜2ボスの攻略
「駿さんはどんな子供時代たったの?」
「んー。
典型的な日本の家で普通に育ったかな?
父親は仕事ばかりであんまり家に居ない。
居ても書斎に篭ってたよ?
母親は父親の言いなりで…。
専業主婦でご飯は美味しかったよ。
和食ばかりで、
ハンバーグとか鶏カラ、食べたいって言っても、
作ってくれなかったけどさ。
あ、家の離れに茶室があって、
お茶とかお花、教えてたよ」
「お流儀は?」
「知らない。
子供の時は正座させられて、
お茶、飲まされたけど、
脚が痛いし、
お菓子もケーキとか、クッキーじゃないから、
そんなに好きじゃなかったな」
「飲む前、お茶碗、
どちらに回してた?」
「時計回りだったかな?」
「なるほどね」
「お父様って、大学教授って言ってたわね?
ご専門は?」
「心臓外科」
「まあ!
大変なお仕事!
まだ現役で手術もなさってるのかしら?」
「多分ね?
よく知らないけど」
「駿さん、お父様とお話し、
あんまりしてこなかったの?」
「家に殆ど居なかったし、
怖い顔だし。
口を開けば、勉強してるかとか、
医者にならないといけないとか言われるだけでさ」
「どうしてお医者様にしたかったのかしら?」
「自分の親も医者だったし、
なんか、義務か、当然のことって感じだったんだよ。
知らんけど」
「そうかな?」
「オヤジの話は良いよ。
それより、ばあちゃんの家、どうだった?」
「えっとね…。
キッチンとお風呂場はね…」
と、楽しそうに話を始める。
2階もそのうち手を入れて、
時々泊まりに行けるようにしたら?とか、
本当に楽しくてしょうがない感じのりんさんを見てたら、
幸せな気持ちになる。
「でね…逆算すると、
今週からリフォーム、始めても良い?」と言い出す。
「えっ?
良いけど、りんさん、仕事は?」
「今週行ったら、
後は全部有給消化になるから大丈夫!
壁紙とかも替えても良い?
あ、お祖母様のお部屋は残しておくわね?」
りんさんは思ったよりアクティブなヒトだと言うことが判る。
むしろ、俺の方が引き篭もりの何もしないヤツだよ。
でも、りんさんに引っ張り回されるのは良いな…
と思いながらキスをして、
「おしゃべりの時間はおしまいだよ?」と言った。
「んー。
典型的な日本の家で普通に育ったかな?
父親は仕事ばかりであんまり家に居ない。
居ても書斎に篭ってたよ?
母親は父親の言いなりで…。
専業主婦でご飯は美味しかったよ。
和食ばかりで、
ハンバーグとか鶏カラ、食べたいって言っても、
作ってくれなかったけどさ。
あ、家の離れに茶室があって、
お茶とかお花、教えてたよ」
「お流儀は?」
「知らない。
子供の時は正座させられて、
お茶、飲まされたけど、
脚が痛いし、
お菓子もケーキとか、クッキーじゃないから、
そんなに好きじゃなかったな」
「飲む前、お茶碗、
どちらに回してた?」
「時計回りだったかな?」
「なるほどね」
「お父様って、大学教授って言ってたわね?
ご専門は?」
「心臓外科」
「まあ!
大変なお仕事!
まだ現役で手術もなさってるのかしら?」
「多分ね?
よく知らないけど」
「駿さん、お父様とお話し、
あんまりしてこなかったの?」
「家に殆ど居なかったし、
怖い顔だし。
口を開けば、勉強してるかとか、
医者にならないといけないとか言われるだけでさ」
「どうしてお医者様にしたかったのかしら?」
「自分の親も医者だったし、
なんか、義務か、当然のことって感じだったんだよ。
知らんけど」
「そうかな?」
「オヤジの話は良いよ。
それより、ばあちゃんの家、どうだった?」
「えっとね…。
キッチンとお風呂場はね…」
と、楽しそうに話を始める。
2階もそのうち手を入れて、
時々泊まりに行けるようにしたら?とか、
本当に楽しくてしょうがない感じのりんさんを見てたら、
幸せな気持ちになる。
「でね…逆算すると、
今週からリフォーム、始めても良い?」と言い出す。
「えっ?
良いけど、りんさん、仕事は?」
「今週行ったら、
後は全部有給消化になるから大丈夫!
壁紙とかも替えても良い?
あ、お祖母様のお部屋は残しておくわね?」
りんさんは思ったよりアクティブなヒトだと言うことが判る。
むしろ、俺の方が引き篭もりの何もしないヤツだよ。
でも、りんさんに引っ張り回されるのは良いな…
と思いながらキスをして、
「おしゃべりの時間はおしまいだよ?」と言った。