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モーニングコーヒー
第11章 レベル11〜りんさんの暴走
「駿さんは、天才で、ヒーローなんですよ?
毎日、ゲームの生配信をしていて、
数千人の方が、
その配信を見ています。
まとめ動画やアーカイブは、
何万人もの方が!」
「えっ?」
「攻略法を解説したり、
進め方を教えたりして、
世界中の方が楽しみにしてるんですよ?」
「はっ?」
「秀人も、知らずにずっと見てたんですって?」
秀人は頷く。
「それって、仕事なのか?」と、
オヤジが言う。
りんさんはきっぱりした口調で、
「仕事です。
だって、きちんと対価を得て、
納税もしてますもの」と言う。
「でも、そんなの…」
「凄いんですよ?
私も少し、秀人に教えて貰ったけど、
全然、出来ないくらい難しいの。
でも、練習したら、
もう少し出来るようになるかも!」と笑う。
「それでね、
駿さんたら、その仕事を、
『ヤクザな仕事』って私に言ってて、
私、『ヤクザの仕事』と早とちりしてしまって、
会社にご迷惑を掛けると思って、
退職しちゃったの」
「えっ?
それで辞めたの?
寿退職っていうのじゃなかったの?」と、
りんさんのお母様がクスクス笑う。
「そのおかげでね、
その分、時間が出来たから、
私、やりたいことが出来ました」と、
りんさんは微笑みながら続ける。
「ゲームの機能を使って、
一人暮らしの方の安否確認したり、
認知症の予防、出来ないかなと思って…」
「えっ?」
今度は俺が声を上げる。
「だって、ゲームを起動してオンラインになったら、
お元気で、ゲームを起動したってことになるでしょ?
駿さんや秀人がやってる難しすぎるゲームじゃなくていいから、
でも、単純な繰り返しだけじゃなくて、
新しいことが出来るゲームにしたら、
10本の指先、全部使って、
音も聴くから耳も使って、
目も頭も使って…
なんならヘッドセット使えば会話も出来るから、
体調管理も出来るでしょ?」
と、とんでもないことを言い出す。
「厚労省巻き込んで、
病院で検証もしていただいてエビデンス取って、
ほら、駿さんのお友達の会社…小川さんでしたっけ?
手伝って頂いて…」と、
話が止まらない。
毎日、ゲームの生配信をしていて、
数千人の方が、
その配信を見ています。
まとめ動画やアーカイブは、
何万人もの方が!」
「えっ?」
「攻略法を解説したり、
進め方を教えたりして、
世界中の方が楽しみにしてるんですよ?」
「はっ?」
「秀人も、知らずにずっと見てたんですって?」
秀人は頷く。
「それって、仕事なのか?」と、
オヤジが言う。
りんさんはきっぱりした口調で、
「仕事です。
だって、きちんと対価を得て、
納税もしてますもの」と言う。
「でも、そんなの…」
「凄いんですよ?
私も少し、秀人に教えて貰ったけど、
全然、出来ないくらい難しいの。
でも、練習したら、
もう少し出来るようになるかも!」と笑う。
「それでね、
駿さんたら、その仕事を、
『ヤクザな仕事』って私に言ってて、
私、『ヤクザの仕事』と早とちりしてしまって、
会社にご迷惑を掛けると思って、
退職しちゃったの」
「えっ?
それで辞めたの?
寿退職っていうのじゃなかったの?」と、
りんさんのお母様がクスクス笑う。
「そのおかげでね、
その分、時間が出来たから、
私、やりたいことが出来ました」と、
りんさんは微笑みながら続ける。
「ゲームの機能を使って、
一人暮らしの方の安否確認したり、
認知症の予防、出来ないかなと思って…」
「えっ?」
今度は俺が声を上げる。
「だって、ゲームを起動してオンラインになったら、
お元気で、ゲームを起動したってことになるでしょ?
駿さんや秀人がやってる難しすぎるゲームじゃなくていいから、
でも、単純な繰り返しだけじゃなくて、
新しいことが出来るゲームにしたら、
10本の指先、全部使って、
音も聴くから耳も使って、
目も頭も使って…
なんならヘッドセット使えば会話も出来るから、
体調管理も出来るでしょ?」
と、とんでもないことを言い出す。
「厚労省巻き込んで、
病院で検証もしていただいてエビデンス取って、
ほら、駿さんのお友達の会社…小川さんでしたっけ?
手伝って頂いて…」と、
話が止まらない。