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モーニングコーヒー
第13章 レベル13〜配信者Linの懐妊
翌日、事務所に2人で出社したけど、
りんさんは変わらず、
料理チャンネル用の撮影をしたり、
開発中のゲームをやってみて、
修正点をまとめたりしていた。

それなのに俺があまりにもりんさんのことを気遣うので、
鈍いスタッフまで、
「あれ?」って気付いてしまったようだった。


仕方なく、緊急ミーティングをすることになる。


「えっと、私、おめでたでね…」

「おめでとうございますっ!」

「それで、少し相談もあるの」

「えっ?
何ですか?」

「お料理のチャンネル、
今のコンセプトのヤツ、
佐藤くん、続けない?
お料理、上手だし」と、
撮影と編集をやってるスタッフに言う。

「えっ?
無理ですよ。
あれ、りんさんだからすごい再生数なわけで…」

「じゃあ、2人でやらない?
それでね、
フライパン料理を佐藤くんが主にやるの。
その方が、自分で作れる感じ、するでしょ?
視聴者さんは、佐藤くん世代の男子が多いから」

「いや、だから、それ、
りんさんのファンだからで…」

「だから、一緒に。
それでね、後々、私は離乳食とか、高齢者の刻み食、
それとお弁当クッキングを中心にしていくから。
時短で見栄えの良いやつ。
そうすることで、
視聴者さんの新たな層を開拓出来るでしょ?
今は男性が圧倒的に多いから、
そこに女性増やす。
その為にも、見た目がちょっと熊さんっぽいけど、
声が優しい口調の佐藤くん、ピッタリだから!
勿論、私と佐藤くんは、
顔出しはしなくて良いよ?
声だけね。
その方が、視聴者さんの好奇心を煽れるから、
手元とか、エプロンまでとか、
後ろ姿、引きで顔立ち判らない感じとかね?
佐藤くん、下の名前なんだっけ?
んー。
覚えにくいな。
じゃあ、佐藤だから、シュガーにしよう。
駿さん、ソルトだから、ちょうど良いわね?」と、
テキパキ言う。


「それとね、携帯用の最初のゲーム、大体固まってきたから、
2本目の戦闘系のヤツの開発に入るタイミングでしょ?
元のゲーム、私に教えてください。
みんなのお母様やお婆ちゃまに教えるつもりで。
何も出来ない私を、立派なゲーマーにしてください。
その様子、念の為に録画しておいて、
チュートリアルを作るのに役立てましょう。
これまでのゲームのチュートリアル、
難し過ぎて、私、全然出来なかったの」とりんさんは笑った。
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