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モーニングコーヒー
第15章 レベル15〜ラスボス攻略
「こちらです」とドアを開けられて、
りんさんと手を繋いで入ろうとして、
ちょっとたじろいでしまった。
かなりの人がぎっしり座っていて、
中央をまるでモーゼが海を渡るかのように歩くようになっていて、
レッドカーペットが敷いてあった。
りんさんと顔を見合わせてから、
2人でゆっくりお辞儀をすると、
りんさんが俺に腕を絡めてニッコリと笑うと、
通路をゆったりと進んだ。
みんなが拍手をしてくれたり、
口笛を吹いてくれる。
客席の方を見ると、『ソルト』の格好をしているヤツが沢山居て、
なんだか可笑しくなってしまった。
一番奥まで歩いて振り返って、
改めてゆっくりお辞儀をする。
パシャパシャとシャッター音が響く。
少し落ち着くのを待って、
司会代わりの小川が
「どうぞお席にお座りください」と言う。
テーブルの向こうに座る。
りんさんの椅子を引いて座るのを見届けてから、
俺も座る。
俺は深呼吸をすると、
手を伸ばしてりんさんの手をそっと握った。
りんさんは俺を見て、
とても柔和な笑顔を見せた。
俺はマイクに向かって『ソルト』の声で話し始めた。
「本日は…ゲームの新作発表会にお集まりいただきまして、
誠にありがとうございます」
ざわざわざわ…
えーっ?違うでしょう?
そんな声が聴こえる。
司会進行の小川が笑っている。
「今回のゲームは、音声によるチャット機能と、
キーボードによるチャット機能を充実させたRPGになっています。
皆さまと繋がって同じフィールドを冒険することが出来ますので、
とても楽しみにしております」
と、りんさんが続ける。
わ。りんさんとゲーム出来るのか。
生チャットも?最高!
「あ、私、戦闘は苦手なので、
足を引っ張ると思います。
だから、戦闘はご一緒出来ませんが、
その代わりにクラフターとか、ギャザラーとか、
ハウジングのコンテンツでご一緒したいと思ってます」
りんさんなら、何もしなくても!
僕が守る!
いや、ソルトさんが守るのかな?
「ではここからデモ動画を観ながら、
ゲームの概要を説明します」と俺が言うと、
小川がプロジェクターに動画を流し始めて、
俺が解説を始めた。
りんさんと手を繋いで入ろうとして、
ちょっとたじろいでしまった。
かなりの人がぎっしり座っていて、
中央をまるでモーゼが海を渡るかのように歩くようになっていて、
レッドカーペットが敷いてあった。
りんさんと顔を見合わせてから、
2人でゆっくりお辞儀をすると、
りんさんが俺に腕を絡めてニッコリと笑うと、
通路をゆったりと進んだ。
みんなが拍手をしてくれたり、
口笛を吹いてくれる。
客席の方を見ると、『ソルト』の格好をしているヤツが沢山居て、
なんだか可笑しくなってしまった。
一番奥まで歩いて振り返って、
改めてゆっくりお辞儀をする。
パシャパシャとシャッター音が響く。
少し落ち着くのを待って、
司会代わりの小川が
「どうぞお席にお座りください」と言う。
テーブルの向こうに座る。
りんさんの椅子を引いて座るのを見届けてから、
俺も座る。
俺は深呼吸をすると、
手を伸ばしてりんさんの手をそっと握った。
りんさんは俺を見て、
とても柔和な笑顔を見せた。
俺はマイクに向かって『ソルト』の声で話し始めた。
「本日は…ゲームの新作発表会にお集まりいただきまして、
誠にありがとうございます」
ざわざわざわ…
えーっ?違うでしょう?
そんな声が聴こえる。
司会進行の小川が笑っている。
「今回のゲームは、音声によるチャット機能と、
キーボードによるチャット機能を充実させたRPGになっています。
皆さまと繋がって同じフィールドを冒険することが出来ますので、
とても楽しみにしております」
と、りんさんが続ける。
わ。りんさんとゲーム出来るのか。
生チャットも?最高!
「あ、私、戦闘は苦手なので、
足を引っ張ると思います。
だから、戦闘はご一緒出来ませんが、
その代わりにクラフターとか、ギャザラーとか、
ハウジングのコンテンツでご一緒したいと思ってます」
りんさんなら、何もしなくても!
僕が守る!
いや、ソルトさんが守るのかな?
「ではここからデモ動画を観ながら、
ゲームの概要を説明します」と俺が言うと、
小川がプロジェクターに動画を流し始めて、
俺が解説を始めた。