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モーニングコーヒー
第2章 レベル2〜まさかの朝帰り
外に出て、位置関係が判った。
「ああ、この辺か。
俺の家、近いな。
会社にも本当に近いですね?」と言うと、
「あら?
駿さんの家も、ご近所さんなのね?」と笑う。
はぁ。
配信とかなければ、
もっと一緒に居れるのに。
「秀人、生意気でごめんなさい。
でも、人嫌いなのに、
駿さんとは仲良くなれそうだったわね」
「りんさんの嫌いなゲームしちゃって…。
なんか、すみません」
「だって、暗くて怖い処で戦うヤツばかりなんですもの。
それと、戦争みたいなヤツ」
まあ、子供じゃないから、
カートに乗ったり、
アニメみたいなゆるキャラぶちのめしてもね…
と思う。
「ゾンビって言うの?
あれなんて、うっかり見ちゃうと、
怖い夢見るから…」
そんな時は、抱き締めてあげるよ。
「今日は、夜にカフェのお仕事なの?」
「いえ、副業っていうか、
本業っていうか…」
「そうなの。
頑張ってね?
良いな。
やりたいことがあるって。
私なんて…今の仕事は好きじゃないな」
「えっ?
そうなんですか?」
「秀人が成人するか、
社会人になったら、
会社勤めは辞めようと思ってるの」
俺はしつこく、
もう一度言ってみることにした。
「あの…。
秀人くんが息子さんだってことも、
りんさんが俺より歳上ってことも理解した上で、
もう一回、言わせてください。
俺と付き合ってください。
まずは、友達からでも全然良いです。
俺、口下手だし、
気の利いたことも言えなくて、
直球で申し訳ないけど、
もっとりんさんのこと、知りたい。
もっと一緒に過ごしたい。
カフェで3秒の挨拶するだけじゃなくて…」
りんさんは紅くなってるみたいだった。
「私も…。
駿さんのこと、知りたくなってきました。
じゃあ、少しずつ、
知り合えるようにしましょうか?」と言ってくれて、
バッグから名刺を取り出すと、
裏に携帯番号を書いてくれた。
「俺、名刺なくて…」と言うと、
「取り敢えず掛けてみて?
登録するから!」と言ってくれる。
そうだ。
名刺もないんだ。
正確には、『ソルト』としての名刺はあるけど。
電話を鳴らし合って登録する。
ついでにLINE交換もすると、
少し安心してきた。
「ああ、この辺か。
俺の家、近いな。
会社にも本当に近いですね?」と言うと、
「あら?
駿さんの家も、ご近所さんなのね?」と笑う。
はぁ。
配信とかなければ、
もっと一緒に居れるのに。
「秀人、生意気でごめんなさい。
でも、人嫌いなのに、
駿さんとは仲良くなれそうだったわね」
「りんさんの嫌いなゲームしちゃって…。
なんか、すみません」
「だって、暗くて怖い処で戦うヤツばかりなんですもの。
それと、戦争みたいなヤツ」
まあ、子供じゃないから、
カートに乗ったり、
アニメみたいなゆるキャラぶちのめしてもね…
と思う。
「ゾンビって言うの?
あれなんて、うっかり見ちゃうと、
怖い夢見るから…」
そんな時は、抱き締めてあげるよ。
「今日は、夜にカフェのお仕事なの?」
「いえ、副業っていうか、
本業っていうか…」
「そうなの。
頑張ってね?
良いな。
やりたいことがあるって。
私なんて…今の仕事は好きじゃないな」
「えっ?
そうなんですか?」
「秀人が成人するか、
社会人になったら、
会社勤めは辞めようと思ってるの」
俺はしつこく、
もう一度言ってみることにした。
「あの…。
秀人くんが息子さんだってことも、
りんさんが俺より歳上ってことも理解した上で、
もう一回、言わせてください。
俺と付き合ってください。
まずは、友達からでも全然良いです。
俺、口下手だし、
気の利いたことも言えなくて、
直球で申し訳ないけど、
もっとりんさんのこと、知りたい。
もっと一緒に過ごしたい。
カフェで3秒の挨拶するだけじゃなくて…」
りんさんは紅くなってるみたいだった。
「私も…。
駿さんのこと、知りたくなってきました。
じゃあ、少しずつ、
知り合えるようにしましょうか?」と言ってくれて、
バッグから名刺を取り出すと、
裏に携帯番号を書いてくれた。
「俺、名刺なくて…」と言うと、
「取り敢えず掛けてみて?
登録するから!」と言ってくれる。
そうだ。
名刺もないんだ。
正確には、『ソルト』としての名刺はあるけど。
電話を鳴らし合って登録する。
ついでにLINE交換もすると、
少し安心してきた。