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モーニングコーヒー
第2章 レベル2〜まさかの朝帰り
2コール目で、電話に出てくれた。


「もしもし?駿さん?」

可愛い声だ。


「ごめん。
もう寝てた?」


「ううん。
明日もお休みだから、
刺繍してたの」


「刺繍って?」


「針に糸を通して、
チクチク布を刺すやつ」


「そういうのが好きなんだ」


「まあ、暇つぶしみたいなものかな?
秀人はあの怖いゲームを辞めたと思ったら、
私のパソコンでそのゲームのやり方みたいなのを見せてるサイト、
見始めちゃったし…」


んっ?
ひょっとして、俺のサイトか?


「怖いから自分の部屋にも居れなくて、
リビングでのんびりしてたの」


「へぇ。
そうだったんだ」


やばい。
話題変えよう。


「そうだ!
お弁当、凄く美味しかった。
ご馳走様でした」


「お口に合って、良かった。
薄味過ぎなかった?」


「んー。
上品な味だった」


「秀人はね、
いつも薄味すぎるって、
お醤油掛けちゃうの。
あ、秀人が来たわ」


なんか、ごしょごしょ話をしてたかと思うと、
いきなり秀人の声になった。


「ねえ、駿さん!
次はいつ、来る?
明日は来ないの?」


「えっ?」


「さっきの続き、しようよ!
ライブ配信と、それのアーカイブ観てみたから、
行けそうな気がして」


「うーん。
行けるかな?」


後ろでりんさんの声がしてる。



「駿さん、ごめんなさい。
秀人が、わがまま言って…」


「いや、俺は良いけど、
りんさん、あのゲーム、怖いんでしょ?
それに、受験生がゲームばかりって訳にもいかないでしょ?」


「そうね…」


「昼間ちょこっとだったら行けるよ?
夜はまた、副業があるから…」


「じゃあ、良かったらランチ、ご一緒しません?
それで、秀人のゲームに付き合ってくれる?
私は怖くて見れないけど…」と笑う。


「じゃあ、昼前に行くね?
遅い時間に電話して、ごめん」


「ううん。
声が聴けて嬉しかった」


「りんさん、おやすみ」


「駿さん、おやすみなさい」
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