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モーニングコーヒー
第3章 レベル3〜スゴイ勘違い
そのまま、瞼にキスを落として、
頬にもキスをしてから、
耳元で「キス、しても良い?」と囁いてみた。

勿論、『ソルト』の渋い声で!


りんさんは、瞳を閉じたまま、
そっと頷いた。

やった!
YESだ!


俺はキスをしながら、
髪をゆっくり撫でて、
背中も撫でていった。

りんさんもおずおずと俺の背中に手を回してくれる。


「口、開けて?」と囁くと、
りんさんは少しだけ口を開けてくれる。

俺は唇の隙間から舌を滑り込ませて、
りんさんの舌を探るようにする。

舌を絡めあっていると、
なんか、頭の芯がクラクラしてくる。


俺は夢中で舌を吸っては絡めて、
りんさんを味わった。


「息が苦しくて…」と、
りんさんが俺にしがみついてくる。


…可愛い。
可愛すぎて、俺、もう限界。
キスだけでイッてしまいそうなくらいになってる。


一度、唇を離して、
優しく背中を撫でて、
呼吸を整える時間を作ってみる。

2人の鼓動は同じくらいの速さで、
かなりドキドキしているのが判る。


「お花…お水に生けてあげないと…」と、
少し震える声で、りんさんが囁いた。


「ごめん。
怒った?」


「キスするの、
久し振りで…」と、
耳まで紅くして言うと、
大事そうにミモザのプチブーケを持ってキッチンに行ってしまった。



いや、俺もキスとか、
超久し振りだよ。

付き合いで行くようなトコでは、
流石にキスは出来ないからな。

それに、そういうトコで、
なんか気持ちもないのにヌクだけっていうのは、
後から虚しくなるから、
ほとんど行かないし。

キャバクラみたいなトコとかも接待で連れて行かれたけど、
正直つまらない。



だから、マジでりんさんのキスだけでも俺、
腰が抜けそうっていうか、
達してしまいそうになったよ。



「お料理、まだ、途中なの。
ソファで寛いでてくださいね?」と言って、
りんさんは料理の続きをする。


俺は、ムスコを落ち着かせようと思って、
取り敢えずソファに座ってみた。
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