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モーニングコーヒー
第5章 レベル5〜プロポーズ
暫く目を閉じて心を落ち着けてから、
俺は秀人に言った。
「秀人、今やってるゲーム、
攻略法とか、生配信とかを動画でチェックしてるよな?」
「えっ?
ああ。
家だと観れないから、ここに来た時に観てるよ?」
「誰のヤツ、観てる?」
「んとね、ソルトさん。
凄く上手いけどさ、
丁寧に攻略してくれてて、
メッチャ声がカッコいいんだよね」
「それが、俺」
「えっ?」
「俺の副業っていうか、
本業が『ソルト』なんだ」と、
『ソルト』の声で言った。
「嘘!?
いや、本当だ。
その声、ソルトさんだ。
だから、なんか前から知ってるような気がしてたんだ。
ママ、凄い。
本物のソルトさんだって!?」
りんさんは、ポカンとした顔をしている。
「それって、仕事になるんですか?
ゲームしてるだけでしょ?」と、
不思議そうな顔をして訊いた。
秀人の方が興奮して、
俺のチャンネルの登録者数とか、
配信する時の視聴者数とかを並べて、
凄い有名人だってことを説明してくれるけど、
俺はそれどころじゃない。
りんさんに嫌われたらどうしようということだけ、
考えていた。
「確かにゲームしてるだけだけど、
それで収入は普通のサラリーマンよりは貰ってるよ」と言って、
去年はこれくらい貰ってて、納税額もこれくらいで…と説明した。
配信で広告収入も入るし、
ゲームメーカーから検証やらなんやらの仕事も入る。
イベントに出てギャラも貰う。
でも、それだけやってると、
社会との繋がりも無くなってしまう気がするから、
学生時代からずっとやってるカフェのバイトだけは続けてきていたことも説明した。
そして、もしも俺と付き合ってくれて、
結婚もしてくれるなら、
カフェのバイトは辞めて、
『ソルト』としての仕事をメインにすることで、
もっと安定した収入を得ながら、
私生活の時間も作りたいと言った。
勿論、りんさんだけじゃなくて、
秀人のことも養える程度は稼げるということも宣言してみた。
話が終わっても、
りんさんは困惑した顔をしていた。
俺は秀人に言った。
「秀人、今やってるゲーム、
攻略法とか、生配信とかを動画でチェックしてるよな?」
「えっ?
ああ。
家だと観れないから、ここに来た時に観てるよ?」
「誰のヤツ、観てる?」
「んとね、ソルトさん。
凄く上手いけどさ、
丁寧に攻略してくれてて、
メッチャ声がカッコいいんだよね」
「それが、俺」
「えっ?」
「俺の副業っていうか、
本業が『ソルト』なんだ」と、
『ソルト』の声で言った。
「嘘!?
いや、本当だ。
その声、ソルトさんだ。
だから、なんか前から知ってるような気がしてたんだ。
ママ、凄い。
本物のソルトさんだって!?」
りんさんは、ポカンとした顔をしている。
「それって、仕事になるんですか?
ゲームしてるだけでしょ?」と、
不思議そうな顔をして訊いた。
秀人の方が興奮して、
俺のチャンネルの登録者数とか、
配信する時の視聴者数とかを並べて、
凄い有名人だってことを説明してくれるけど、
俺はそれどころじゃない。
りんさんに嫌われたらどうしようということだけ、
考えていた。
「確かにゲームしてるだけだけど、
それで収入は普通のサラリーマンよりは貰ってるよ」と言って、
去年はこれくらい貰ってて、納税額もこれくらいで…と説明した。
配信で広告収入も入るし、
ゲームメーカーから検証やらなんやらの仕事も入る。
イベントに出てギャラも貰う。
でも、それだけやってると、
社会との繋がりも無くなってしまう気がするから、
学生時代からずっとやってるカフェのバイトだけは続けてきていたことも説明した。
そして、もしも俺と付き合ってくれて、
結婚もしてくれるなら、
カフェのバイトは辞めて、
『ソルト』としての仕事をメインにすることで、
もっと安定した収入を得ながら、
私生活の時間も作りたいと言った。
勿論、りんさんだけじゃなくて、
秀人のことも養える程度は稼げるということも宣言してみた。
話が終わっても、
りんさんは困惑した顔をしていた。