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モーニングコーヒー
第1章 レベル1〜キャラを作成する
「えっ?」

「キラキラネームみたいで恥ずかしいんだけど、
りん…って読むの。
外国の人が呼び易い響きにしたかったみたいね」と恥ずかしそうな顔で笑った。

なんか、子供みたいな顔してて、
お化粧もしてないみたいなのに、
凄く可愛いなと思わず見惚れてしまう。


「送りましょうか?」と言うと、
「近いから、送っていただくほどの距離じゃないんです」と言って、
「また、明日ね?」と会釈をして、
のんびりと出て行ってしまった。


りん?
なんか、ゲームのキャラみたいだな。
可愛い。
何歳くらいなんだろう?

送って行くんじゃなくて、
飯とか、酒とか、誘いたかったけど…。

今夜もライブ配信があるから、
無理だ。
予告してあるしな。


途中のコンビニで、
弁当とペットボトルのお茶を買って帰宅して、
今日こそって感じでエプロンとか仕事着を洗濯機に放り込んだ。

シャワーを浴びてから、
タオルとか脱いだTシャツと一緒に洗濯機を回して、
弁当を食う。

配信の時は、酒は飲まない。
ちょっとしたミスもしたくないからだ。

タバコも辞めた。
部屋が臭くなるし、
咳がライブ中に出そうになるのも嫌だし。


歯磨きをして、
リステリンでうがい。
洗濯物も干す。


ゲーム機やらモニターやらパソコンを起動する。
気が散るから携帯も電源を切る。

ヘッドセットを装着する。


そして、俺は、
ゲームの配信者としてはかなり有名な『ソルト』になった。



顔出しはしてない。
自分で描いたキャラをアイコンにしている。
俺に似ていると思う。

声はそのまま出しているけど、
意識して低めの声にしている。

ゲームイベントや公開放送では、
顔バレしないようにしている。


ほぼ毎日、夜8時頃から3時間のライブ配信。
これは、その時、一番旬なゲームの配信をしている。

配信後、動画編集して、
攻略をまとめた動画を作る。

2、3本、同時に進行するゲームがある時期は、
ライブ配信は短めの2時間以内にして、
15分ほどインターバル取ってから、
もうひとつのゲームの配信をする日もある。


メーカーの依頼で、
発売前のゲームの検証とか、
宣伝用の動画を撮ることもあって、
日によっては朝方まで作業をして、仮眠を取って仕事に行く日もある。


だから、平日の昼間の俺は、
本当に眠たそうな冴えないヤツだ。
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