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モーニングコーヒー
第5章 レベル5〜プロポーズ
「えっ?
ど…どうしたの?」
「駿さん、これ、難しいの。
全然出来ないの。
なんか…気持ち悪い…」
「えっ?
画面酔いしたんじゃない?
秀人、水、持って来て?
りんさん、画面から離れて。
ほら、コントローラ、離して?」
ギュッと握ってて、
コントローラがなかなか手から外れない。
「はぁ。
気持ち悪い。
眩暈、する」というりんさんを抱き上げてソファに運ぶ。
水を飲ませて、横になって貰う。
「秀人、どうしたんだ?」
「ママがやってみたいって言うから。
キャラ、作って、
チュートリアルのトコ、
やり始めたけど…。
下手過ぎて…」
笑って言葉が続かない。
「秀人、酷い!
私、頑張ってたよ?」
「でも、カメラワークが酷過ぎて…。
ダメだ。
苦しくて死ぬ」と言って、
身体を丸めて笑ってる。
「敵が近づくと、キャーキャー言いながら、
武器を振り回すけど、
カメラ、動かさないから、
相手のお腹しか見えなくて、
そのまま、死ぬんだよ」
「だって。
自分も動かしながらカメラ動かして、
攻撃するとか、
無理でしょ?」
と、白い顔で言う。
「最初の敵は見えるけど、
その後、どんな敵が接近してるか見えないうちに死ぬんだよ?」
と、秀人の笑いは止まらない。
「あのさ。
初めてなんて、そんなもんじゃない?
あれ、難しい方だし」
「画面も明るい設定にしてあげたけど、
怖い、気持ち悪いって画面観ないようにやるんだよ。
それで、難易度、更に上がるよ。
で、階段から落ちたりするしさ」
少し落ち着いたりんさんが、
しみじみした顔で言う。
「駿さんも秀人も、
それにあのゲームやってる皆さんも、凄いわ?
なんて器用なんでしょう!
両手の全ての指を使って動かすのよ?
どのボタン押すかとか、
瞬時に判断して!
神業だわ?」
「いや、慣れだし」と、
俺が照れて言うと、
「海外の方も、観てたわね?
凄いわね」と溜息をつく。
「それに返事を書いてたりんさんの方が凄いよ」
と俺は言った。
「もうダメ。
なんか違う神経使ってしまって…。
横になっても良い?」
「大丈夫?
ベッドまで運ぼうか?」
「良いわよ。
恥ずかしいから…」
「ほら、駿さん!
姫さまを運びなよ?」と秀人に言われて、
慌てて抱き上げた。
ど…どうしたの?」
「駿さん、これ、難しいの。
全然出来ないの。
なんか…気持ち悪い…」
「えっ?
画面酔いしたんじゃない?
秀人、水、持って来て?
りんさん、画面から離れて。
ほら、コントローラ、離して?」
ギュッと握ってて、
コントローラがなかなか手から外れない。
「はぁ。
気持ち悪い。
眩暈、する」というりんさんを抱き上げてソファに運ぶ。
水を飲ませて、横になって貰う。
「秀人、どうしたんだ?」
「ママがやってみたいって言うから。
キャラ、作って、
チュートリアルのトコ、
やり始めたけど…。
下手過ぎて…」
笑って言葉が続かない。
「秀人、酷い!
私、頑張ってたよ?」
「でも、カメラワークが酷過ぎて…。
ダメだ。
苦しくて死ぬ」と言って、
身体を丸めて笑ってる。
「敵が近づくと、キャーキャー言いながら、
武器を振り回すけど、
カメラ、動かさないから、
相手のお腹しか見えなくて、
そのまま、死ぬんだよ」
「だって。
自分も動かしながらカメラ動かして、
攻撃するとか、
無理でしょ?」
と、白い顔で言う。
「最初の敵は見えるけど、
その後、どんな敵が接近してるか見えないうちに死ぬんだよ?」
と、秀人の笑いは止まらない。
「あのさ。
初めてなんて、そんなもんじゃない?
あれ、難しい方だし」
「画面も明るい設定にしてあげたけど、
怖い、気持ち悪いって画面観ないようにやるんだよ。
それで、難易度、更に上がるよ。
で、階段から落ちたりするしさ」
少し落ち着いたりんさんが、
しみじみした顔で言う。
「駿さんも秀人も、
それにあのゲームやってる皆さんも、凄いわ?
なんて器用なんでしょう!
両手の全ての指を使って動かすのよ?
どのボタン押すかとか、
瞬時に判断して!
神業だわ?」
「いや、慣れだし」と、
俺が照れて言うと、
「海外の方も、観てたわね?
凄いわね」と溜息をつく。
「それに返事を書いてたりんさんの方が凄いよ」
と俺は言った。
「もうダメ。
なんか違う神経使ってしまって…。
横になっても良い?」
「大丈夫?
ベッドまで運ぼうか?」
「良いわよ。
恥ずかしいから…」
「ほら、駿さん!
姫さまを運びなよ?」と秀人に言われて、
慌てて抱き上げた。