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モーニングコーヒー
第6章 レベル6〜1ボスの攻略
完徹のおかげで早めにカフェに到着出来た。
その日は店長も早番だったから、
仕事を始める前に、
退職したいという話を切り出せた。
「えっ?
ナルハヤで辞めたいの?
まあ、残念ですけど、
仕方ないわね?
バイトの面接も結構入ってるから、
多分そんなに長いこと引き留めたりはしないけど…。
1週間は絶対に必要かな?
シフトも確認させてね?」と言われた。
いつもの時間に、りんさんがお弁当を入れた袋を持ってやって来た。
「顔色悪いけど大丈夫?」と心配されてしまった。
いつものように会議用のコーヒーをオーダーして、
りんさんは会社に向かった。
俺はいつもより身体も頭もぼんやりしていたけど、
気合いで定時まで勤務して、
一度部屋に戻って、
友人に連絡してして車を出して貰った。
高校まで同じ男子校で部活も一緒だった小川は、
大学在学中にIT会社を企業、
配下にゲーム制作会社を持っていた。
てっきり部下を寄越すと思ったら本人が来た。
ワゴン車に機材や解体したデスクやらゲーミングチェアを積んで、
りんさんの家に運んだ。
途中で仕事から帰宅したりんさんが、
小川にお礼を言ってくれてた。
2往復目に車で、
「あれが噂のLinさんか。
凄く美人。
声がまた、最高に可愛い。
それで、あんな大きいお子さん、居るとは!」と、
かなり興奮して小川が話している。
特にモニターは重たくて、
専用の金具のベースに設置するのは、
男2人でもなかなか大変だったから、
手伝って貰えたのは正直助かった。
動作確認も手慣れたもので、
なんなら、すぐにでも配信出来そうなくらいだった。
「お礼に夕食でも?」なんて、
りんさんから優しい言葉を掛けられて、
すっかり鼻の下を伸ばしまくっていて、
普段、小川は誰に対しても塩対応なのにな?と、
笑ってしまった。
りんさんは、不思議と周りをふんわりと優しい空気で包んでしまうような処がある。
「まあ!
あのゲームを作られているんですか?
凄いですね?
私、最初の処から、まだ、出れないんですよ?」と笑いながら話をしているりんさんを、
ニコニコしながら見てるよ。
作ってるのは部下だし、
ゲーム出来ないヤツのこと、
普段、ボロクソに言うくせに、
こいつ!と思いながらも、
俺は本当にりんさんと一緒に居れて幸せだと思った。
その日は店長も早番だったから、
仕事を始める前に、
退職したいという話を切り出せた。
「えっ?
ナルハヤで辞めたいの?
まあ、残念ですけど、
仕方ないわね?
バイトの面接も結構入ってるから、
多分そんなに長いこと引き留めたりはしないけど…。
1週間は絶対に必要かな?
シフトも確認させてね?」と言われた。
いつもの時間に、りんさんがお弁当を入れた袋を持ってやって来た。
「顔色悪いけど大丈夫?」と心配されてしまった。
いつものように会議用のコーヒーをオーダーして、
りんさんは会社に向かった。
俺はいつもより身体も頭もぼんやりしていたけど、
気合いで定時まで勤務して、
一度部屋に戻って、
友人に連絡してして車を出して貰った。
高校まで同じ男子校で部活も一緒だった小川は、
大学在学中にIT会社を企業、
配下にゲーム制作会社を持っていた。
てっきり部下を寄越すと思ったら本人が来た。
ワゴン車に機材や解体したデスクやらゲーミングチェアを積んで、
りんさんの家に運んだ。
途中で仕事から帰宅したりんさんが、
小川にお礼を言ってくれてた。
2往復目に車で、
「あれが噂のLinさんか。
凄く美人。
声がまた、最高に可愛い。
それで、あんな大きいお子さん、居るとは!」と、
かなり興奮して小川が話している。
特にモニターは重たくて、
専用の金具のベースに設置するのは、
男2人でもなかなか大変だったから、
手伝って貰えたのは正直助かった。
動作確認も手慣れたもので、
なんなら、すぐにでも配信出来そうなくらいだった。
「お礼に夕食でも?」なんて、
りんさんから優しい言葉を掛けられて、
すっかり鼻の下を伸ばしまくっていて、
普段、小川は誰に対しても塩対応なのにな?と、
笑ってしまった。
りんさんは、不思議と周りをふんわりと優しい空気で包んでしまうような処がある。
「まあ!
あのゲームを作られているんですか?
凄いですね?
私、最初の処から、まだ、出れないんですよ?」と笑いながら話をしているりんさんを、
ニコニコしながら見てるよ。
作ってるのは部下だし、
ゲーム出来ないヤツのこと、
普段、ボロクソに言うくせに、
こいつ!と思いながらも、
俺は本当にりんさんと一緒に居れて幸せだと思った。