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モーニングコーヒー
第7章 レベル7〜入籍とようやく本当の初夜!
りんさんのお父様は、
良く日焼けして恰幅の良いダンディーなヒトだった。
多分、身長も大きそうだから、
りんさんは母親似なんだろう。
秀人も、お祖母様似だ。


ゆっくりとした日本語で、
「話は聞いたよ」と言って、
「結婚はお互いで決めることだから、
私達は賛成するよ」と続けた。


俺は半分、泣きそうな気持ちで、
「ありがとうございます」と頭を下げた。


「もう1人か、2人、
子供も出来ると良いな。
楽しみだ」と言われて、
りんさんと顔を合わせて、
「いや、それはまだ、
これからで…」と思わず言ってしまう。


「えっ?
まだ?」


「あの…駿さん、
きちんとパパ達にも報告して、
入籍してからじゃないとって…」


「おや。
古風なヤマトタケルだな?
気に入ったよ。
秀人も引き取ってくれるそうだな。
娘と孫を宜しく頼んだよ」と優しそうな顔で笑った。


そして、その後、いきなり爆弾を落とされることになった。


「それでね、
もう歳も取ったし、
こっちの病院は甥達に譲って、
日本に帰りたいんだよ。
物件、探しておいてくれるかな?
久し振りに桜も観たいから、
宜しく!」



え?

えええー?

桜って?
結構、直ぐじゃない?


で、病院ってなんだ?



そろそろタイムリミット、
通話はそれで終わって、
3人で慌て気味にトーストとコーヒーの朝食を取った。


「夜、また、話をしましょうね?
ママにも話を訊いてみます」と、
りんさんが言った。

更に、
「出社前に、婚姻届、
出しに行きませんか?」と言う。


「えー。
僕も行きたいな」と言うけど、
「お役所に書類、出すだけだから。
土曜日にちゃんと、
セレモニーして貰いましょうね?」と、
りんさんは俺を見て笑う。



うっ。
プレッシャー。
俺、頑張る。


バタバタと3人で家を出て、
俺とりんさんは区役所で無事に婚姻届を提出して、
受理して貰った。


Tシャツにジーンズ、革ジャンの俺と、
キチンと紺色のワンピースを着たりんさん。


ちょっとアンバランスだけど、
それもまあ、良いのかなと思いながら、
手を繋いで会社近くに戻って、
それぞれ仕事に行った。
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