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モーニングコーヒー
第8章 レベル8〜ちょっと哀しい昔話
「京子はうちの使用人の娘で、
私とは幼馴染だった。
あいつの方が一回りほど歳上で、
姉さんみたいに甘えてたよ。
それで、そのうち男女の関係になったら、
母が鬼のような顔で怒って。
ちょうど、家をビルに建て替えるタイミングだったから、
庭師と家政婦をしていた京子の両親をお払い箱にした。
京子も一緒に追い出そうとしてたから、
土下座して、家政婦で残れるように頼み込んだよ。
本当は、駆け落ちするくらいのことをやれば良かったのかもしれないけど、
とてもそんな勇気もなかった。
私の子供を身籠った時も…守れなかったよ。
母が勝手に堕胎の手配をした挙句、
子供が出来ないような手術もさせてたって、
後から聞いたよ」


「えっ?
酷い」


「京子はそれなのに、
黙って家に残ってくれた。
ああ、そうだね?
鈴さんの話だ。
勿論、可愛らしいし、
妻として愛していこうと思ってたよ。
でも…出来なかった」


「えっ?」


「母が、ちゃんと子供を作るまで確認するからって言って、
監視してたんだよ。
永久脱毛だって、
私がさせたかった訳じゃない。
きちんと挿入してるところを確認したいから、
見えやすいようにそうしろって、
母が言うから…」


「なに、それ?
言いなりかよ?」


「そしたら、本当に少女みたいで、
とても無垢な感じもして、
セックスするのが苦痛になった」


「なんだよ?
それ?」


「鈴さんも、隣の部屋から、
母が見てるの、
知ってて、
本当に怯えて怖がってたし」


「当たり前だよ」


「あまりにも綺麗過ぎて勃たないから、
京子と勃つまでやって、
鈴さんの寝ている処へ行って、
無理矢理、挿れてたんだ」


「なんてことを。
可哀想に」


「勃たない自分を恥じて、
鈴さんのせいだって言って、
無理矢理舐めさせたりもしてた」


俺は手を握り締めた。
もう少しで殴りかかる処だった。


「母の処から挿入してるのが見えるようにセックスして、
中出ししたのが外に垂れるのまで毎回見せてたよ。
すぐに秀人を授かって、2人目って言われたけど、
鈴さんだけじゃなくて京子にも勃たなくなったな。
それで、イライラして、
鈴さんのことをぶったりするようになった。
秀人のことも。
鈴さんは秀人を連れて出て行ったのを、
追い掛けて無理矢理、秀人を引き離して連れ帰ったんだ」
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