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モーニングコーヒー
第8章 レベル8〜ちょっと哀しい昔話
「ママ、いつから駿さん、
見てたの?」
「んー。
覚えてないけど、
3年くらい?
もっと前かな?
あの家を出て、今の会社に入った頃かな?」
「えっ?
そんなに?」
「朝なのにいつも眠たそうで、
可笑しくて…」
「初めてコーヒー、
駿さんが淹れてくれた時ね。
スリーブに絵を描いてくれたの」
そう言って、りんさんは立ち上がると、
自分の部屋に入って、
いくつか茶色いスリーブを持ってきた。
りんさんらしき髪型の絵に、
『have a nice day :)』
と下手くそな俺の字が添えてあった。
他のも、
似顔絵があったり、
一言コメントがあったりしてた。
「えっ?
これって?」
「なんか、この絵が可愛くて、
取っておいたの」と、
りんさんは恥ずかしそうに笑った。
「マイボトルになっちゃったから、
スリーブ、描いて貰えなくなったけどね」
「なんだ。
2人とも早く告れば良かったのに、
本当に純情だな?」と秀人に笑われる。
「もう、寝ようかな?
駿さん、明日、剣道に連れて行ってね?」
と言って、
秀人は寝室に行ってしまった。
俺は、スリーブを眺めながら、
心の奥がこそばゆくなった。
「一緒に風呂、入ろうか?
話、したいから、
時間短縮しよう」と言うと、
りんさんは頬を染めて頷く。
少し、お湯、冷めちゃったかな?と思って、
追い焚きボタンを押した。
りんさんはのんびり、
飲み終わったマグカップをキッチンに運んでた。
手を引いて洗面台に行って、
並んで歯磨きをしてから、
浴室に入った。
「今日も電気、
恥ずかしいのかな?」と言うと、
紅い顔で頷くので、
洗面台の灯りだけつけて、
浴室の電気は消して、中に入った。
シャワーのお湯を掛けてから、
ゆっくりりんさんの身体を洗う。
りんさんも俺の身体を洗ってくれる。
「髪は…今日は洗わなくて良いかな?」
と言って、
大きいピンで簡単にまとめて留める。
後毛が落ちてるのが、
可愛くて、
首筋に思わずキスをすると、
くすぐったいと笑って振り返るりんさんに、
そっとキスをした。
見てたの?」
「んー。
覚えてないけど、
3年くらい?
もっと前かな?
あの家を出て、今の会社に入った頃かな?」
「えっ?
そんなに?」
「朝なのにいつも眠たそうで、
可笑しくて…」
「初めてコーヒー、
駿さんが淹れてくれた時ね。
スリーブに絵を描いてくれたの」
そう言って、りんさんは立ち上がると、
自分の部屋に入って、
いくつか茶色いスリーブを持ってきた。
りんさんらしき髪型の絵に、
『have a nice day :)』
と下手くそな俺の字が添えてあった。
他のも、
似顔絵があったり、
一言コメントがあったりしてた。
「えっ?
これって?」
「なんか、この絵が可愛くて、
取っておいたの」と、
りんさんは恥ずかしそうに笑った。
「マイボトルになっちゃったから、
スリーブ、描いて貰えなくなったけどね」
「なんだ。
2人とも早く告れば良かったのに、
本当に純情だな?」と秀人に笑われる。
「もう、寝ようかな?
駿さん、明日、剣道に連れて行ってね?」
と言って、
秀人は寝室に行ってしまった。
俺は、スリーブを眺めながら、
心の奥がこそばゆくなった。
「一緒に風呂、入ろうか?
話、したいから、
時間短縮しよう」と言うと、
りんさんは頬を染めて頷く。
少し、お湯、冷めちゃったかな?と思って、
追い焚きボタンを押した。
りんさんはのんびり、
飲み終わったマグカップをキッチンに運んでた。
手を引いて洗面台に行って、
並んで歯磨きをしてから、
浴室に入った。
「今日も電気、
恥ずかしいのかな?」と言うと、
紅い顔で頷くので、
洗面台の灯りだけつけて、
浴室の電気は消して、中に入った。
シャワーのお湯を掛けてから、
ゆっくりりんさんの身体を洗う。
りんさんも俺の身体を洗ってくれる。
「髪は…今日は洗わなくて良いかな?」
と言って、
大きいピンで簡単にまとめて留める。
後毛が落ちてるのが、
可愛くて、
首筋に思わずキスをすると、
くすぐったいと笑って振り返るりんさんに、
そっとキスをした。