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近くて遠い
第23章 信頼関係
─────────…
「なんか、隼人、今日すごく甘えん坊だね。」
驚きを隠せないまま私はニコニコする隼人に私は声をかけた。
脇から、チッと舌打ちが聞こえて、え?っと思い光瑠さんを見つめると、びっくりするほど、怖いオーラを放っていて思わず身体が膠着した。
な、なんでこんな怒ってんの…!?
よく分からないまま目をそらすと、
「あ、UFO」
と光瑠さんが長い手を伸ばして空を指した。
「えぇっ!?どこどこっ?!」
隼人はそれに反応して顔を向けた。
「UFOっ!?」
私もそれに反応して光瑠さんの指差す方を見た。
「バカ、お前がそっち向いてどうするっ…」
小さな声で耳元で囁かれ、えっ?と思い、顔を向けると、至近距離に光瑠さんが待ち構えてて、声も出す暇もないまま口を塞がれた。
「んっ……」
後頭部に手を添えられ、舌がにゅるりと入ってくる。
「ねぇー?ひかるUFOどこ?」
こっちに背を向けていた隼人が振り返りそうになると、光瑠さんが少しだけ唇を離した。
「…もっと奥だっ!」
「ええ??いないよ?」
「よーく見ろっ!あそこだっ!ほらっ!20秒……いや30秒間じっと見てれば見える!」
さ、30秒っ…!?
「分かった!」
そう言って数を数え始めた隼人を見て、光瑠さんはニヤっと笑うと再び私の口を塞いだ。
「んっ……ぁ…」
洩れそうになる声を必死に殺して舌を絡める。
「18、19……」
遠のきそうになる意識の中で隼人が律儀に数を数える声が響く。
「んっ…」
たかがキスでもバレるかも…と思うと何だかいつもと違う気分になって、異常に身体が熱くなる…
「27、28…」
ひ、光瑠さんっ!
もうっ…!
そう目で訴えるが、光瑠さんは激しく舌を絡めたまま全く離してくれそうにない。
「30っ!」
「んはぁっ…」
本当の本当に寸前で荒々しく離され、私の心臓はばくばくばくと異常なほど鳴っていた。
「見えないじゃん!」
「はぁ……ん?あぁ…はぁ…もう行ったみたいだな…」
振り返った隼人に息絶え絶えにそういう光瑠さんを私はキッと睨んだ。
「なんか、隼人、今日すごく甘えん坊だね。」
驚きを隠せないまま私はニコニコする隼人に私は声をかけた。
脇から、チッと舌打ちが聞こえて、え?っと思い光瑠さんを見つめると、びっくりするほど、怖いオーラを放っていて思わず身体が膠着した。
な、なんでこんな怒ってんの…!?
よく分からないまま目をそらすと、
「あ、UFO」
と光瑠さんが長い手を伸ばして空を指した。
「えぇっ!?どこどこっ?!」
隼人はそれに反応して顔を向けた。
「UFOっ!?」
私もそれに反応して光瑠さんの指差す方を見た。
「バカ、お前がそっち向いてどうするっ…」
小さな声で耳元で囁かれ、えっ?と思い、顔を向けると、至近距離に光瑠さんが待ち構えてて、声も出す暇もないまま口を塞がれた。
「んっ……」
後頭部に手を添えられ、舌がにゅるりと入ってくる。
「ねぇー?ひかるUFOどこ?」
こっちに背を向けていた隼人が振り返りそうになると、光瑠さんが少しだけ唇を離した。
「…もっと奥だっ!」
「ええ??いないよ?」
「よーく見ろっ!あそこだっ!ほらっ!20秒……いや30秒間じっと見てれば見える!」
さ、30秒っ…!?
「分かった!」
そう言って数を数え始めた隼人を見て、光瑠さんはニヤっと笑うと再び私の口を塞いだ。
「んっ……ぁ…」
洩れそうになる声を必死に殺して舌を絡める。
「18、19……」
遠のきそうになる意識の中で隼人が律儀に数を数える声が響く。
「んっ…」
たかがキスでもバレるかも…と思うと何だかいつもと違う気分になって、異常に身体が熱くなる…
「27、28…」
ひ、光瑠さんっ!
もうっ…!
そう目で訴えるが、光瑠さんは激しく舌を絡めたまま全く離してくれそうにない。
「30っ!」
「んはぁっ…」
本当の本当に寸前で荒々しく離され、私の心臓はばくばくばくと異常なほど鳴っていた。
「見えないじゃん!」
「はぁ……ん?あぁ…はぁ…もう行ったみたいだな…」
振り返った隼人に息絶え絶えにそういう光瑠さんを私はキッと睨んだ。