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近くて遠い
第34章 Sweet Night
─────────…
要さんの言葉を聞いて、私は渡されたチョコレートを口に運んだ。
…!?
見た目は生チョコのように四角く表面にはココアパウダーが降りかかっている。
スタンダードなミルクチョコレートだと思い、それを優しく噛むと、中から甘酸っぱいジュレが出てきて、私はびっくりして目を見開いた。
「どうですか…?」
この甘酸っぱいのは何だろう…
甘いチョコレートの後味をさっぱりさせて、とても口の中が爽快だった。
「とても美味しいです。中から何かのフルーツかな?甘酸っぱくてチョコとすごく合います!」
要さんは、へぇ、と言葉を洩らした後、チョコを運んでくれた男性に流暢に話し掛けた。
懸命に聞き取ろうとしたが、何語なのかも分からない…
要さんはペラペラと言葉を交わした後、あー、なるほど。と日本語で呟いて私の方を見た。
「ラズベリーをジャムペーストにしたものを中に入れてるらしいですよ。」
「ラズベリー……」
なるほど…
あの甘酸っぱさはラズベリーだったのか…
要さんの言葉を聞いて、私は渡されたチョコレートを口に運んだ。
…!?
見た目は生チョコのように四角く表面にはココアパウダーが降りかかっている。
スタンダードなミルクチョコレートだと思い、それを優しく噛むと、中から甘酸っぱいジュレが出てきて、私はびっくりして目を見開いた。
「どうですか…?」
この甘酸っぱいのは何だろう…
甘いチョコレートの後味をさっぱりさせて、とても口の中が爽快だった。
「とても美味しいです。中から何かのフルーツかな?甘酸っぱくてチョコとすごく合います!」
要さんは、へぇ、と言葉を洩らした後、チョコを運んでくれた男性に流暢に話し掛けた。
懸命に聞き取ろうとしたが、何語なのかも分からない…
要さんはペラペラと言葉を交わした後、あー、なるほど。と日本語で呟いて私の方を見た。
「ラズベリーをジャムペーストにしたものを中に入れてるらしいですよ。」
「ラズベリー……」
なるほど…
あの甘酸っぱさはラズベリーだったのか…