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近くて遠い
第42章 愛すこと、愛されること
───────…
「これ以上はっ…止められる自信がない…っ。
だから、もう寝ろっ…」
光瑠は、そう言いながら真希の頬にかかったの髪を優しく整えた。
もう夜も更けた…
色んな事があって真希も疲れているはず…
光瑠はそう思って、なけなしの理性を懸命に繋ぎ止めた。
そんな光瑠を真希は少し顔を紅らめながら見つめると、ぎゅっと光瑠の身体に抱き付いた。
「…っ……」
愛しい人に抱き付かれて、光瑠は震えながら、天を仰ぐ。
まずい──…っ
繋ぎ止めたはずの理性が限界の線の上で揺れる…
必死に気をそらそうと光瑠は自分に落ち着けと言い聞かせた。
「止めないでっ……」
「……っ………」
ぎゅっとしがみついたまま顔を上げる真希を光瑠は見下ろした。
潤んだ瞳が光瑠を惑わしてゆく…
「ずっとずっと
寂しかったんです……
会えなかった間…っ…
忘れようとしても…
光瑠さんの声とか温もりとか思い出しちゃってっ……
もう、私…っ……
どうしようもないくらいっ…
光瑠さんがっ…
光瑠さんのことがっ…
大好きなんですっ……」
絞り出すようにして発された真希の言葉に光瑠の身体が粟立った。
「だからっ…
いっぱい抱き締めてっ…
いっぱいいっぱい
愛してくださいっ……」
「っ……」
堪らなくなった光瑠は自分にしがみつくその小さな身体をきつく抱き締めた。
愛しい───
その気持ちが溢れすぎて息をするのも忘れてしまいそうなほどに…
光瑠は強く真希を抱き締めたまま真希の顔を覗き込んだ。
紅く染まった頬が自分をどんどん魅了していく。
そして唇を再び重ねようとすると、ぎゅっと口を引き結んだ真希を見つめた。
「………どうした…」
そんな拒否にも取れる動作に、軽く胸を痛めながら、光瑠は真希に尋ねた。
「──…ごめんなさい……好きすぎてっ…幸せすぎて…
心臓がドキドキしすぎてっ苦しいんです……っ…」
「これ以上はっ…止められる自信がない…っ。
だから、もう寝ろっ…」
光瑠は、そう言いながら真希の頬にかかったの髪を優しく整えた。
もう夜も更けた…
色んな事があって真希も疲れているはず…
光瑠はそう思って、なけなしの理性を懸命に繋ぎ止めた。
そんな光瑠を真希は少し顔を紅らめながら見つめると、ぎゅっと光瑠の身体に抱き付いた。
「…っ……」
愛しい人に抱き付かれて、光瑠は震えながら、天を仰ぐ。
まずい──…っ
繋ぎ止めたはずの理性が限界の線の上で揺れる…
必死に気をそらそうと光瑠は自分に落ち着けと言い聞かせた。
「止めないでっ……」
「……っ………」
ぎゅっとしがみついたまま顔を上げる真希を光瑠は見下ろした。
潤んだ瞳が光瑠を惑わしてゆく…
「ずっとずっと
寂しかったんです……
会えなかった間…っ…
忘れようとしても…
光瑠さんの声とか温もりとか思い出しちゃってっ……
もう、私…っ……
どうしようもないくらいっ…
光瑠さんがっ…
光瑠さんのことがっ…
大好きなんですっ……」
絞り出すようにして発された真希の言葉に光瑠の身体が粟立った。
「だからっ…
いっぱい抱き締めてっ…
いっぱいいっぱい
愛してくださいっ……」
「っ……」
堪らなくなった光瑠は自分にしがみつくその小さな身体をきつく抱き締めた。
愛しい───
その気持ちが溢れすぎて息をするのも忘れてしまいそうなほどに…
光瑠は強く真希を抱き締めたまま真希の顔を覗き込んだ。
紅く染まった頬が自分をどんどん魅了していく。
そして唇を再び重ねようとすると、ぎゅっと口を引き結んだ真希を見つめた。
「………どうした…」
そんな拒否にも取れる動作に、軽く胸を痛めながら、光瑠は真希に尋ねた。
「──…ごめんなさい……好きすぎてっ…幸せすぎて…
心臓がドキドキしすぎてっ苦しいんです……っ…」