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不良の彼は 甘くて強引
第9章 再会:出会い






────…





ショッピングモールを後にした柚子は、自らのアパートへ帰るために駅で電車を待っていた。



彼女は慣れないミニスカートにそわそわしている。


ミニスカートといっても匠が選んだものはそれほどミニでもない。

だがロングスカートしかはいてこなかった柚子にとって膝が隠れないような丈は落ち着かなかった。



「まもなく、〇〇行き、〇〇行きの電車が…」


電車が到着
柚子はそれに乗り込んだ。


ラッシュ時ほどではないにせよ、昼だというのになかなかの人混み。

彼女の育った町では考えられないことでもある。


彼女は座るのを諦めて、ドア付近に手すりを掴み立っていた。



そこで彼女は慌ただしいこの一日を振り返る。



昨日、講義が終わった後
つれていかれた部屋

そこで行われた
地獄のような出来事


思い出しただけで、彼女の瞳は悲しく揺れていた。



胸をもてあそばれアソコを舐められ弄くられ…

恐ろしい道具を使われて、精神的にも肉体的にもダメになりそうだった。


卑猥な言葉をたくさん言われ言わされて

そして、あの男のものを挿れられてしまった。



わたしは必死に赦しをこいながらも、身体中を支配していく快感に抗えないでいた──


「……っ」


自分の口から出る淫らな声が耳にこびりついて離れない。



柚子は唇を噛み締め
窓の外の流れていく風景を見ていた。



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