この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
不良の彼は 甘くて強引
第9章 再会:出会い




“あの時、彼が現れなかったら…”



沼田が去った後、部屋に残されたわたし



もし、彼が現れなかったら



“死んでいたかもしれない”



傍らにナイフでも置かれていようものなら、わたしは死を選んでいたかもしれない。


勿論、今になったからこそ後付けでそう思うだけで実際に自殺をしていたのかはわからない。


彼女は自殺を軽んじているわけではなかった。

どんなに絶望的なことがあったとしても、自らを殺すようなことはあってはいけない。

それが彼女の持論だ。




しかし実際は


彼が現れ、わたしを担ぎ…
家に連れ込まれ

また強引に抱かれた。


起きたと思ったら買い物に出掛け、何の目的があるのかもわからぬままに

わたしは常に彼の言動にびくついて…



絶望する時間なんて、与えられなかったのだ。





彼の意図はとことんわからない──


やっていることは、ほとんど沼田と一緒。



でも


結果的に、わたしは救われたのではないか──

そんな風に感じる。



昨日の汚された服を捨てて、こうして新しいものをわたしに与えた。


これは彼なりの優しさ?


そんな風に、感じる。





/694ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ