この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
不良の彼は 甘くて強引
第13章 けじめの時

その証拠に、柚子の涙が少しずつ乾き始めていた。

翔は頬に添えた手を離し
柚子の頭をぽんぽん叩く。


「先輩…」

「だからもう、泣かないでくれ…柚子ちゃん」


何か言おうとする柚子を翔が遮る。



柚子の涙が止まっていくのに比例して、翔の目が逆に切なく細まっていくのに

彼女は気付いただろうか。



「そろそろ帰ろうか、…送るよ」


翔は彼女の手をとり優しく引いた。

その小さな手は彼女の涙でしっとりと濡れている。

それを握る手に力がこもる。






「浴衣、似合っているよ。凄く綺麗だ…」




改札口で柚子を送った翔は
最後に彼女にこう告げていた。










/694ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ