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不良の彼は 甘くて強引
第14章 そこを動くな

「はい…」

「遅い」

やっと出た柚子に匠は不満の声をもらす。


「今後、俺からの電話には5コール以内に応じろ、いいな?」

相変わらずの暴君ぶり。


「講義が終わったところだろう?」

「…そうです」

「…丁度良い、さっさと荷物をまとめて広場に出てこい」


荷物をまとめて…?

一緒に帰ろうということなのだろうか。


そう思うと自然と胸が高鳴り始めているのが
柚子にはわかってしまう。

でも柚子は、その気持ちに素直になるわけにはいかなかった。

これ以上彼に惹かれたら

余計に辛くなるのがわかるから…。


「嫌です…!」


そんな柚子の返答は匠には意外なものだった。


「嫌?何か用事でもあるのか」

「……」


答えない柚子

どうも様子がおかしい…。





何か、あったな……!






「…少し、そこで待ってろ」



「…待つ…!?」



「今からそこへいく…そこから一歩も動くな!!!」




その怒鳴り声と同時

唐突に電話は切られた。






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