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不良の彼は 甘くて強引
第3章 望まない快楽

匠の大きな手が、無言のまま柚子の足首をがっしり掴んだ。

「ひぃっ…!!」

怒りにまかせ感情をさらけ出した柚子は
もはや冷静ではなかった。

その心は…
あまりにも無防備だ。



「やめてください……いや、触らないで!!!」


足をばたつかせ抵抗する彼女を押さえつけ、慣れた手つきでロングスカートを取り去る。


清楚な柚子に相応しい、純白のショーツ

そこから伸びる、すらりとした白い足──


匠は彼女の足の間に割入り
その太ももをなやましく撫で回した。



「やめて!!!」


気持ち悪いっ…!!





ここで、匠が口を開いた。



「引き締まった、いい足をしている…修一を投げ飛ばしただけはあるな」


「うう…触らないで…」


「なかなかの腕だな。なんだ?レイプされたあと、護身用に身につけたのか?」


「…!!!…な、何で…っ…そのこと……!」


「結局、役には立たなかったわけだがな…」


「──…!」






目の前で妖しく笑うこの男


わたしの過去を推測していながら
少しの慈悲も同情もない





「・・・・」




“ 悪魔だわ…… ”




もう、逃げられない


この悪魔からは──





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