この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
不良の彼は 甘くて強引
第16章 海

匠は、立たせた男の顔面に
さらに拳を入れる。


柚子は思わず顔をそらした。


ぐったりと抵抗しなくなった男を引きずり、他の3人がうずくまる所へ放り投げると

匠は手近にいた一人の胸を思い切り踏みつけた。


「ぐはぁ!!……あ゙…!!」

その足に徐々に圧が加わり、男の口から鈍い呻き声が絞り出される。



「…ハァ、ハァ…」

口を切ったのか…僅かに出血した匠の顔は、無表情にその男を見下ろしていた。



「……!!」


その光景を見ている柚子の肩は、どんどん震えが大きくなっていくように見える。



「や、やめて…!!」


その震える唇から微かな声が漏れる。


「やめてあげて!!!」


柚子は精一杯叫んだ。

だが

匠にはその声が届かない。




「あ゙…っ…その足を、どけろ……!!」


別の一人が弱々しく訴える。


「…次はお前か」


匠の矛先がその男に移った。






たまらなくなった柚子は匠のもとへ駆けより──



「──もうダメ!!!」



横から思い切り彼に抱きついていた。




/694ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ