この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
不良の彼は 甘くて強引
第17章 深海の魔物
匠の手が柚子の浴衣の襟を掴み軽く左右に引っ張ると、腰紐で止めていただけのその浴衣は簡単にはだける。
開いた隙間から、彼の腕が素肌を摩擦しながら背中へ差し込まれた。
「…んッ」
「止めるな…」
背中へまわされた手が柚子のブラのホックをはずすと、それはすとんと彼女の胸から落ちてしまった。
「ダメっ…!」
匠の左腕はそのまま柚子の背中にあてがわれ、もう一方の手は剥き出しになった胸の膨らみへと伸ばされる。
「キスを…続けろ……!」
柚子の乳房を下から持ち上げ、中心に寄せるように揉みあげる。
動揺する彼女に匠はキスの続行を命令した。
「…んん…!……!」
突然始まった身体への陵辱に嫌でも感じてしまう。
胸をいたぶるその動きは荒々しいのに、彼の舌は相も変わらずの余裕ぶり…。
対照的に必死な自分に頭が混乱してくる。
「んッ……はぁ…っ」
ついに堪えきれなくなった柚子は彼の口から舌を抜き大きく喘いでしまう。
途切れたキス
「…ふッ、まだまだ不慣れな動きだな」
「…あ…、だって…!」
その不器用さがよけいに面白く愛おしい…
そして、よりそそる──
「もう一度、キスの仕方を教えてやるよ……!!」