パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第17章 深海の魔物

正解を

教えてやる──



無防備に開いた柚子の唇に差し込まれた匠の舌。

手始めに、熱い唾液がねっとりと注ぎ込まれる。


「んぐ……っ」

ぬめりを増した口内では匠の舌が柚子のものを探して縦横無尽に蠢き回っていた。

あっという間に見つかった舌は容赦なく吸いつけられ、必然的に柚子は呼吸ができないような状態になる。


確かにこれは息苦しさか──

だが──

匠の気まぐれな舌使いに翻弄されてゆく今の彼女には、この強引な吸い付きこそが散々に焦らされた挙げ句に求めるものとなってしまっていた。


勿論柚子はそんなことを認めたくはない。

「…ﾊｧっ…んん…っ」

そんな風に思うのは
はしたない、ことだから…!


例えその男に
心を奪われようとしているのだとしても…。



「…はぁ…!…ぁｯ…っ」


柚子の乳房を揉みあげその柔らかさを堪能していた匠の手。

その指に小さくピンとたった乳房の先端を軽く摘まれた。


「…アっ!」

声のトーンが一つ上がる。



「…もう勃っているな」

「……!…んっ」


触れてもいなかったその突起は、直にあたる海風にさえ過敏に反応していた。


匠の指はそれを引っ張り少し捻りを加えながらグリグリとこねまわす。


「んふｯ…ん…アっ…」


感じてしまう…


口から、胸から


甘く痺れるその行為に、塞がれた唇からくぐもった声がせき止めきれずに漏れ出す。



まだまだ、始まったばかりでこの様子だ。


頼もしいな…。