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第17章 深海の魔物

「俺を…求めろ……!!」


「ﾊｧ……!」



求める…!?


求めようが求めまいが関係なしに与えられ続ける快感。

彼の強引な行為にこんなにもおかしくなってしまっているのに、これ以上何を求めよというのか。

これ以上を求めたら
わたしはいったいどうなってしまうというのか。



息を荒げて俯く柚子の頭が僅かに横に振れる。


これが精一杯の制御だ

自分の欲情を制するための…。



「──随分と……強情な女だな」


柚子を引き上げていた手が彼女の背中に回り込み、力強く抱き締めた。


「……素直になるのを手伝ってやる」


匠の手が
ゆっくり下半身へと下りてくる。

小さな尻の下から回った指はとろけた秘部に滑り込み、柔らかな肉のクレバスを割り広げた。


ｸﾞﾁｭ...


「…ｯああ」

「いい音がするな…」


トロトロになったその場所はとっくの昔に男の指を欲して熱い疼きを彼女にもたらしていた。

その指に、弄ばれることを欲して…。



「はああｯ……!!」


だから、こんなにも簡単に

彼の指をくわえ込んでしまう──