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不良の彼は 甘くて強引
第17章 深海の魔物

「はッ、…あ…ああっ……!」

グチャグチャと卑猥な音を鳴らしながら、中に入った指が蜜を掻き出すように肉壁を引っ掻く。

膝立ちしている柚子の脚は痙攣し、匠の頭に回ったままの腕でなんとか身体を支えようとする。


「そういえば、お前はここが弱かったな……」

「……!…はぁんっ!!」


中指が折れ曲がり、膣のまだ浅い場所にあるそのポイントを捉え強く押した。


途端に柚子の腰が大きくはねあがる。



「ハァっ!…アっ…アっ…ッ!!」


ゴリッ...


「そこダメっ…ぇ…!!」

「ハァ…、いい声だ……」


いくら柚子が拒否の言葉を並べようとも、上擦った声では益々匠を興奮させるだけであり

そして…


匠に抱きしめられている柚子の尻が徐々に後ろに突き出され、より指を受け入れやすい体勢へと変わってきていた。

柚子の身体は無意識に
さらなる刺激を欲して匠を誘う…。




「柚子」

「…んんっ…アっ…!…ッ」

「ひとつ…、怖い話をしてやろうか……」


柚子の下半身に強烈な快感を与え続けながら、なおも余裕をみせ低く響く声。

甘い喘ぎが途切れない彼女の口元に顔を寄せる。



「…夜の海には…魔物が潜む……」

「ハァ……魔物……!?」


匠の顔にからかうような笑みが浮かんだ。


「夜、一人海岸を歩く女は…海中深くの奴の住処にさらわれる」


「アっ…ハァ…!!…あッ……!」


「さらわれた女は魔物の玩具だ……!」


....グリッ


「あッ! …ハァ、ハァ……!……もうッ…ム リ‥!」


必死に湧き上がる感覚を堪える柚子には匠の声は届いているのか…。




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