この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
不良の彼は 甘くて強引
第18章 因縁

「…そういえば、健吾たちの事は何か知ってるか」

「健吾?」


一瞬止まった修一は、すぐに思い出した。



「ああ、あいつらか…、何だよ急に」

「会ったんだよ、海で」

「はぁ!? あいつらそんなとこにまで出没してんのか、……よく、何もなかったな」

「何もないわけないだろう、顔面を思い切り殴られたさ」


「……!」

それを聞いた修一は皮肉気に笑った。


「そりゃあ…、あいつらの方が心配だな。ちゃんと生きてんだろうな健吾は…」


匠は溜め息をつく。



「邪魔が入ったからな」




洗面所に行き、歯を磨き始めた匠。




彼は今更後悔していた

中途半端に止めたことを。



向こうの居場所は正確にわからないが、奴らには大学の事を知られている……

俺の家など真面目に探せばすぐ見つかるだろう。



情報の偏りは危険だ。


相手が後先を考えない馬鹿ならば、何をしでかすかわからないというものだ。



“それに今回は柚子が絡んでいる…”


もし奴らが柚子の情報を掴んだら、放っておくとは考えにくい。



やはりあの時、俺への恐怖をもっと植え付けておく必要があったな…。



“面倒なことになった”



/694ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ