この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
不良の彼は 甘くて強引
第22章 囚われた生き方







───…






十二月も終わろうというこの季節

年明けに向けて、残す行事はあとひとつ。



街はすっかり

恋人達がおりなす聖なる夜に。


それは実に見事な…
ホワイトクリスマス・イヴ だった。








「…くしゅんッ」



約束の場所で彼を待つ柚子。


冷え込みがひどいと思ったら
ちらちらと降ってきた雪。


綺麗……だけど

彼女の胸のうちは、その美しさに酔いしれるような余裕はなかった。




「……ふぅ」


わたしがこうして待っている相手は、三上先輩。


イブのお誘いを受けたのは先週のこと。

先輩がわたしを気遣ってくれているのはわかったけれど、流石に断るつもりだった。


だって、クリスマスに二人きりなんてまるでデートみたい……。


『恋人としてでなくてもいいんだ。……ただ、イブの夜を君と一緒に過ごしたい。大丈夫、門限はきっちり守るよ』


でもこんな風に言われると

普段あれだけお世話になってるものだから断るに断れず…。








…クリスマスを一人で過ごそうとしていた女の子。

無理な誘いで連れ出して、その寂しさを紛らわしてあげられれば……


そんな翔の真意に
柚子は気がついているのだろうか──





/694ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ