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不良の彼は 甘くて強引
第24章 蜜なる時間
目を閉じ顔を背けて、震える指先でなんとかボタンを外していく。
そんな彼女に、同じく匠も興奮を覚える──
「…取り…ましたよ…」
ちらりと薄目を開けると
自らが脱がせた男らしい上半身。
クスリと笑った匠。
「上出来だ」
「きゃあ…!」
服の中に差し込まれた手が柚子のニットをたくし上げて奪い去ると、彼女の口から小さく悲鳴がこぼれた。
「……///」
「じっと…していろ…」
約束通り…
素肌をさらした二人は身体を押しつけ合い、男の腕が華奢な彼女を強く包み込んだ。
「……」
──…温かい
匠の胸板に頬をうずめ、柚子は思わず溜め息をもらす。
「…震えているぞ」
腕の中のその身体は
緊張気味に小さく震えていた。
なにが俺を変えるだ
こんな細っこい身体で生意気な……。
抑えきれない──
彼女の肩を掴んだ手が壁に押しつけると
匠による陵辱がはじまる。