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不良の彼は 甘くて強引
第24章 蜜なる時間
ベッドが重く軋み、柚子の引き寄せていた布団がゆっくりと剥ぎ取られていく──
「──…ッ」
思わず身体を反転させ逃げるような動きをみせる柚子。
ギシッ...
匠の身体が彼女の上に被さると、途端にその動きも止まった。
柚子を覆う逞しい身体が彼女の背にピタリとくっつくと
片腕は彼女の腰を捕らえ、片肘をベッドについた匠は固まった柚子の顔を覗き込む。
「逃げたいのか…?」
ランプによって半分だけ照らされた彼の顔。
鋭くも熱い燃えるようなその視線に、柚子は唾を飲み込んだ。
「お前が辛いなら…これ以上はやめてやる…」
「…あッ…//」
前から回された匠の手は彼女の秘部に滑り込むと、グチュッと音を出してその割れ目をなぞりあげた。
それと同時に、匠を見つめたままの柚子は切なげに眉を寄せて声を震わす。
「…ハァァ…」
彼の指が膣内に入り込み 中をほぐすようにじっくりと掻き回していくと、絶頂をむかえてヒクつくそこは彼女の意志に関係なくその指を締め付ける。
全身の力が徐々に抜けていく中で、それでも柚子の目は匠に釘つけられていた。
目を……そらせない…!
「…はぁッ…!!」
二本に増やされたナカの指に
たまらず柚子は目を固く閉じる。
だが幽かに瞼をあげれば…
そこにぼんやりと見えるのは、変わらず自分に注がれている彼の絡みつくような眼差しだった。
「…み…ないで…っ」
恥ずかしさにそう訴える柚子
自分から顔をそらすことはできなかった。