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不良の彼は 甘くて強引
第25章 温もり


再び見やったガラスの向こう。

先ほどまでは、ただの飼い慣らされた展示物だったその動物が

「……!」

不思議なものだ。

その " 熊 " の瞳、生まれながらの野生の荒々しさを内に秘めた静かな佇まい。


《なんか文句あるのか》

そう威嚇されたようにさえ感じられた。









その後

どの場所に行っても、柚子の興奮した口調は途切れなかった。



「あれ…! あのゾウ、さっきから同じように鼻で八の字描いてますよ。…ほら、あっちのゾウも!」



「フラミンゴは何で片足なんでしょうかね。あそこの…赤ちゃんはまだ両足で立ってるのに…。片足の方が本当にラクなのかな?」



「ライオンもやっぱり猫科ですよね。ごろんとした時はちゃんと手足折り曲げてお腹見せてくる♪愛嬌たっぷりですね」





まるで匠の分も驚いているかのように…


仕方がない


彼女は動物園が初めてなのだから。




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