この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
不良の彼は 甘くて強引
第25章 温もり








「──…匠さん、大丈夫ですよ。この子達は咬みませんから…」





《ふれあい館》


そこに集められているのは家庭用の動物たち。




「俺は入らん…!」



柵越しに向かい合った二人。



柚子が入り込んだスペースには、様々な種類の犬たちが歩き回り、時には腹をだして寝転がっていた。




「そんなに犬が怖いんですか…?」

「怖くはない、嫌いなだけだ」


中へ入るように催促する柚子だが、匠は断固として首をたてに振らない。



そうこうしている内に、入り口で立ち止まった彼女の脚に犬が一匹すり寄ってきた。


「…こんなに可愛いのに」


柚子が溜め息とともにしゃがみ込んでその犬と目線を合わすと、ペロッと顔を舐められる。


「きゃッ! くすぐったいっ」


毛並みの長いゴールデン

柚子は昔から可愛がっていた近所の飼い犬を思い出した。




よ~しよしよし


満面の笑みで犬の頭をぐしゃぐしゃと掻いてやる。



「…」


そんな彼女を上から見下ろすその目つきは穏やかでなかった。




/694ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ