パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第30章 君､想い…

翔は両手で柚子の腰を捕らえ
逃げようとする彼女を自らの身体で押さえつける。


「嫌だ…!……あ…ｯ//」


再び彼の唇に含まれた耳朶が
クチュクチュという音を出して愛撫をうけ

その水音がまるで彼女を洗脳にでもかけるように…その身体から力を奪っていく。



「…ﾊｧｯ…っ…」


余計に耳を突き出す形になるとわかってはいても、顔を反らさずにはいられなかった。



「…君の肌……とても、綺麗だ…っ…」

「……ｯ」



耳元の唇が熱い吐息とともに
どこか苦しげに囁いた。


翔の片腕が腰に巻きつき、他方の手が柚子の服の中を割進んでいく。


彼女の心地よい肌の感触をその指先で味わいながら、彼の手はじわじわと柚子の官能を高めていた。



「……ﾊｧ…駄目です…っ‥‥…あｯ//」


服の中に差し込まれた腕を両手で掴み抵抗を試みる柚子。


だが手に力を込めようとする瞬間、それを許さぬ彼の舌が耳朶から耳孔に入り込んだ。



「…んっ…ﾊｧ……あぁ……! …先輩…っ…!」

「……っ…」

「…あぁｯ…」




抵抗の力が抜ける──


少しでも気を抜いたら


支配されてしまう…!