この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
不良の彼は 甘くて強引
第34章 もう一度…
《中には出していない。…その辺は安心しな》
わたしが匠さんに犯されたあの日、確かにあなたはそう言った。
もしそれが本当なら…
匠さんがわたしの中で果てたことは一度もないということになる。
「…ハァ…ッ…」
わたしの記憶がないだけだろうか…。
《 何処に欲しい… 》
「──…!」
匠に唇を奪われながら
柚子はグルグルした頭で彼の言葉の真意を探した。
わたしは、あなたを受け止めたい……!
出来ることなら、このまま
繋がったまま──
あなたの熱をわたしの中で解放して欲しい。
「……っ」
でも──