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不良の彼は 甘くて強引
第34章 もう一度…


引き抜いた直後


限界を迎えた彼のそれはついに弾け、柚子の腹の上を淫らに汚していく──






ドクッ…・・・ドク




「…ッ」



男らしい身体が大きく身震いすると、白濁した彼の欲が陰幹を通り抜けて外へと流れ出ていた。




「…ッ─……ハァッ…」




ドクドクと脈打つ彼のそれから暫く溢れ


…やがて静かに止まる。





「……ハァ…」


絶頂を迎えて意識朦朧とした柚子は、霞んだ視界で被さる彼を眺めた。




目の前の匠──



固く閉じた目、荒く息を吐き出す唇

喉仏を大きく上下させ

額から大粒の汗を滴らす。



感じる男のその表情は
なんとも言えぬ色気を含み…


柚子は思わず魅入ってしまう。







「…っ…ハァ…」



次第に彼の表情に余裕が出来始めたところで、匠は深く息をつく。

そして瞼をあげた。





「……」


手近にティッシュ箱を見つけ
それを取ると自身が出したそれらを拭き取る。








…結局、匠は

彼女の中では果てなかったのだ。





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