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不良の彼は 甘くて強引
第7章 愛か怒りか苛立ちか



「…!!……ああっ」


背筋を這うぬるりとした感覚に思わず身体を反らす柚子




..........




その一瞬の反応に
その声に

俺の中の何かがとうとう切れたようだった。


俺は後ろから柚子を捕らえ、その胸に手にした泡を塗りたくる。


「…あ…あの…ぁッ!!」


戸惑う柚子は身を縮こませた。だが…その手が胸の突起に触れると、柚子の身体はビクリと反応する。


「…いや……気持ちわるッ…い……!!」

本格的に抵抗を始める柚子は
俺の腕を押しのけようとする。



だがこんな華奢な身体

腕一本でも、抑えつけるのは簡単だ──



胸への愛撫を続けていくうち次第に抵抗する腕から力も抜けてきた。


「…ぁ……ん、あぁ…」


口が漏れるのは甘美な溜め息






お前は、その程度なのか?


…それでいいのか?


…柚子。






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