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不良の彼は 甘くて強引
第7章 愛か怒りか苛立ちか




.....



少しずつ、少しずつ
蘇ってくる記憶


それと同時に、身体の奥深くから湧き上がってくるおぞましさと、震え…


わたしは必死に止めようとするけれど止まらない。




その時、背中にぬるりとした感触が




「……!!……あぁっ」

その不意打ちっぷりに、わたしの身体は恥ずかしいほど素直に反応してしまった。



どうやら泡を塗られたみたい


そう気が付いた時には、彼が後ろから抱き付いてわたしの身体を抑えていて──


状況が飲み込めないままにしばらく動けなかった。


でも彼の手は容赦なくわたしの感じるところを狙ってきて、声を抑える事ができない。


「…いや…気持ちわるッ……い…!」

必死に逃げようとするけれど、その腕は鋼鉄か何かのようにびくともしない…!!




“何で…こんな仕打ち…っ”



悔しくて悲しくて


なのに、身体中を撫でまわすその手は一向に止まる気配はない。

ぬるぬるした手はわたしの胸を揉み上げながら親指で乳首をこねくり回す。



堪えられるような刺激じゃない……!!




「……ぁ…ん、あぁ…」



自分の身体が熱を帯び始めるのを感じた時



わたしは───ッ






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