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レモンティーな朝焼け―母娘調教―
第17章 挑発
(まさか・・・な?)

だが、直ぐに否定した。

いくら香奈子が美人とはいえ、子持ちで三十も半ばに近い。

竹内が紹介してくれる二十歳前後の女達の若さとは、比べようもないではないか。

特に今付き合っている女に、晴彦は夢中になっていた。

商売女とは全く違うように思われた。

金をねだる訳でもなく、純粋に好意をもってくれているらしい。

昔、もてていた頃を思い出して晴彦もまんざらではなかった。

特にセックスが絶品だった。

美しい顔立ちからは想像もつかない淫らな行為を、嬉々として繰り広げていく。

男を喜ばせる数々のテクニックは、結婚してから一度も味わった事がないものばかりだ。

香奈子にはフェラチオさえ、してもらった事は無い。

それに体位は正常位のみなのだ。

お嬢様育ちの妻は、セックスに対して淡白でかたくなだった。

婿養子であるのといきなり妊娠させてしまった弱みから、強要出来ずにこの歳になってしまった。

いまさら、夫婦のセックスが変わるはずも無い。

最近、少しは艶めいてきたと感じてはいたものの、晴彦の関心は若い女へと向いていた。

『君は最高だよ・・・』

女との会話は竹内に筒抜けだった。

晴彦が好みそうな女を竹内が選んで、晴彦を誘惑させていたのである。

そうとは知らない晴彦は、自分の腕の中でウットリとした表情で聞いている女に得意げにしゃべっていた。

自分の魅力で惚れさせたと勘違いしている。
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